シーズン序盤に無敗の快進撃を見せ、セリエAで単独首位を走るナポリ。新年初戦でインテルとのビッグマッチには敗れたが、前節ではサンプドリアに勝利を収めて冬の王者に輝いた。
そんな中、日本時間14日、7ポイント差で2位につけるユヴェントスとホームのスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで対戦。エースのヴィクター・オシムヘンやフヴィチャ・クヴァラツヘリアが躍動し、5-1で実力の差を見せつけた。上位対決を制し、悲願のスクデット獲得へと前進したナポリの指揮官ルチアーノ・スパレッティは、喜びに歓喜した。
「大切な観客にも囲まれ、素晴らしい夜になった。チームは極めて高いリズムで良い試合を見せてくれた。この一戦にふさわしいプレーを見せることができたと言える。選手たちが自らのクオリティを示すことができれば、今日のような重要な試合を演じることができる」
2点をリードしていた42分、アンヘル・ディ・マリアに1点を返されるシーンもあったが、試合の主導権をユヴェントスに明け渡すことはなかった。
「あの場面は、ユヴェントスに何度か苦しめられていた。だがファンの応援のおかげでゴールを奪われた後も試合に集中することができた。我々は試合のどんな場面においても、自分たちのプレーをしなければならない。それが我々のDNAであり、これを目指していかなければならない」
「チームには、広いスペースの中でのプレーを得意とするDFがいる。キム(ミンジェ)や(アミル)ラフマニは、背後に30~40メートルのスペースがあることを恐れずにプレーしていた。何度か急いで相手を追走したり、ラインを下げたりしなければならない場面もあったが、ボールを奪われたらすぐさま奪い返しにいくのが我々の姿勢だ」
(C)Getty images
驚くべき潜在力を持つオシムヘン
さらにスパレッティは、2ゴール1アシストの活躍を見せたナイジェリア代表FWオシムヘンに賛辞を贈った。
「オシムヘンは極めて強い選手だ。私も彼の潜在能力には驚きを隠せない。誰よりも強く、誰よりも完成された選手だ。裏のスペースへボールが入った時の彼は破壊的だった。フィジカルも強くて、果敢だ。だが彼にはまだ、ものすごい成長の余地がある」
ライバルとのビッグマッチで大勝を収め、現時点で暫定2位のミランおよびユヴェントスとの差を10ポイントに広げたナポリ。この一戦は、スクデット争い中のライバルへ大きなメッセージとなったのかもしれない。
「いや、このメッセージは我々自身に向けられたものだ。我々は常に、このレベルで戦えないのではないかという疑念を抱えてきた。ユヴェントスは多くのチームを苦しめてきたチームだ。しかし我々は『自分たちのプレーをしなかった』という後悔を抱えるような戦いをしてはならなかった。そして堂々とプレーし、勝利にふさわしい試合をすることができた」
ハイライト
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