元イタリア代表MFディノ・バッジョ氏が、1990年代に選手たちが服用していたサプリの調査を求めた。17日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。
現役時代にユヴェントスやパルマなどで活躍したD・バッジョ氏は、現在51歳。元ユーゴスラビア代表MFシニシャ・ミハイロヴィッチ氏(53歳没)や元イタリア代表FWジャンルカ・ヴィアッリ氏(58歳没)といった年齢の近いかつての盟友たちが相次いで亡くなったことを受けて、自身の考えを口にした。
「1990年代に選手たちが摂取していたサプリを調査すべきだと思う。特定のサプリを長期にわたって服用することで、身体に害を及ぼしているかどうかを理解する必要があるんだ。過去にも多くのサッカー選手の健康面に問題が起きているから、僕も怖い」
D・バッジョ氏は「サプリの服用はいつの時代にもあること」と前置きしたうえで、1990年代に使用されていたサプリの影響がいまだ不透明であることについて警鐘を鳴らしている。
「当時は私もサプリを服用していた。変なものではなく、今では薬局で買えるようなものをね。ただ、サプリの成分が時間をかけて体外に排出されるのか、それとも残留して悪影響を及ぼすのかを確認する必要がある」
D・バッジョ氏は、ユヴェントスやイタリア代表で共にプレーしたヴィアッリ氏や、同世代のミハイロヴィッチ氏の逝去について「あまりにも早く私たちの元を去ってしまった」とコメント。「(彼らの死に)サプリの服用が関わっているかどうかは分からない」と述べつつも、次のように訴えた。
「時間をかけて当時のサプリを調査した方がいい。何も悪いものが見つからないかもしれないし、何か見つかるかもしれない」
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