レギュラーシーズンも残り4試合となった今節、現在8位のデインズは、昇格プレーオフ圏内となる6位以内を目指し、上位との差を詰めるべくアウェイでのRWDM戦に臨んだ。ほとんどが前節と同じメンバーになったが、FWに関してはクルブNXTより復帰したエースFWレナート・マルテンスを今節から起用された。
晴天に恵まれたブリュッセル、試合にうまく入ったのはホームのRWDMだった。前半4分、左サイドからFWヨセフ・チャロクがクロスを上げるとゴール前で待ち構えたエースFWミケル・バイロンがゴールに流し込み、RWDMが先制する。さらにデインズは前半20分にゴール前でFWレナート・マルテンスが相手GKと接触。膝を負傷し、途中交代を余儀なくされてしまった。
苦しみながらも前半を1-0で折り返したデインズは、後半に入り攻勢に出る。前線で細かくパスをつなぐと、ゴール前で相手のファウルを受け、良い位置でフリーキックを獲得。このフリーキックはDFクリストフ・ヤンセンスが左足で狙うもクロスバーに阻まれ、直後にもFWファン・ラントショートからのクロスをFWバフォデ・ダンソコが頭で合わせたが、こちらもゴールとはならなかった。
その後、再び同じような位置でフリーキックを獲得し、DFクリストフ・ヤンセンスがワンバウンドするシュートを放つ。GKがゴール前に弾いたところにマルテンスと交代で入っていたFWディラン・デ・ベルデルが詰めるも、相手GKが脚を残して弾き出すファインセーブを見せた。
後半は終始デインズが支配しながら攻め続けたが、時折RWDMがカウンターを繰り出す展開に。すると後半33分、ダンソコが相手陣内で不用意なパスをカットされるとRWDMのロングカウンターの餌食に。FWキリアン・アザールがボールを運び、ゴール前のFWミケル・バイロンにラストパス。これをゴールに叩き込み、2点差となった。
攻めるしかなくなった終盤、デインズは攻撃的な交代を行い積極的に攻めに出た。だが、ダンソコがゴール前で倒されてPK獲得かと思われた場面では笛が吹かれず。終了間際には途中出場のDFユル・シュリベルスがゴール前にクロスを上げ、相手DFが上手く処理できずダンソコがゴールに流し込んだが、このゴールは既に手遅れでそのまま2-1で試合終了となった。
特に後半は終始試合を支配したデインズだったが、厳しい結果となってしまった。「試合の入り方が良くなく、ロングボールが多すぎたし相手にも分析されていました。その結果自分たちの戦い方ができなかったです。後半は良くなりましたが時すでに遅しで、アウェイでの難しさもありました。（プレーオフまで）次節のクルブNXT戦を含めて残り3試合ですが、全部勝てるように頑張らないといけません」とはMFガエタン・ヘンドリックスの言葉。次週は、今季アルビレックス新潟から移籍したMF本間志恩選手が10番を着ける5位クルブNXTとの対戦となる
出場選手
GK：ナチョ・ミラス
DF：デニス・プリチネンコ、ケネス・シューマンス、クリストフ・ヤンセンス、ゴンサロ・アルメナラ
MF：ガエタン・ヘンドリックス、スティーブ・デ・リダー、アレッシオ・スターレンス
FW：バフォデ・ダンソコ、ファン・ラントショート、レナート・マルテンス
途中出場：
20分：ディラン・デ・ベルデル（Out レナート・マルテンス）
73分：ヤネス・ファンステーンキステ（Out クリストフ・ヤンセンス）
74分：ユル・シュリベルス（Out ゴンサロ・アルメナラ）
87分：リリドン・バラジ（Out ファン・ラントショート）
87分：リアム・フレイザー（Out スティーブ・デ・リダー）
得点者：
90+4分：バフォデ・ダンソコ（リーグ戦6点目）
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