前経営陣の不正問題に絡んで15ポイントはく奪の処分を受け、22ポイントの10位から再出発したユヴェントス。マッシミリアーノ・アッレグリのチームは日本時間23日、5位アタランタをアリアンツ・スタジアムに迎えると、シーソーゲームとなった一戦で3-3と引き分けた。ユーヴェ指揮官は11勝5分3敗となった今シーズンの前半戦を振り返りつつ、自身の見解を示した。
「セリエAでは38ポイントを獲得しており、サレルニターナ戦のVARの技術的なミスがなければ、40ポイントで2位につけていたはずだった。我々はこの道を進み続けていくべきだ。今夜、選手たちはアタランタというフィジカルが強く、重要な相手に対して素晴らしい試合を見せてくれた」
「この2日間はプレッシャーが高まり、集中力を保つのは簡単ではなかったが、選手たちは真剣に責任感と意欲をもって取り組んでくれた。2位から10位に転落し、積み上げてきたものを取り上げられるようで心理的に簡単ではない状況だったが、選手たちは素晴らしかった。感謝しかない」
「チームの反応やパフォーマンスには満足している。失点シーンでミスを犯し、試合は複雑な状況になってしまったが、それでも選手たちはうまくやってくれた。(ファビオ)ミレッティのゴールチャンスを活かせなかったのは残念だった。だが直近の10試合で8勝1分1敗の成績であり、この調子を続けていきたい。他の外部の出来事に気を取られてはならない」
さらにアッレグリは、守備のリーダーとして活躍を見せるダニーロのほか、生え抜きの若手に言及。「ダニーロは素晴らしいシーズンを過ごしている。失点シーンのミスの埋め合わせという意味でも、彼のゴールはふさわしいものだった。ミレッティと(ニコロ)ファジョーリもよくやってくれた」と称えた。Getty
ユヴェントスの今シーズンの目標はUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場圏内でのフィニッシュ。だが勝ち点はく奪により暫定4位のローマとのポイント差は「14」と厳しい状況だ。前半戦のナポリ並みの快進撃が求められることになる。
「巻き返しが可能かどうかは分からない。おそらく71ポイントを獲得すればUCLに出場できるだろう。難しいが、我々は落ち着いて取り組んでいく必要がある。1歩ずつ前へ進んでいきたい。現時点においてリーグ戦でどこまでたどり着けるのかを考えることは不可能だ。現実を見つめるべきだ」
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