ミランが、ローマに所属するイタリア代表MFニコロ・ザニオーロの獲得レースから撤退した模様だ。26日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が報じている。
現在23歳のザニオーロは、フィオレンティーナおよびインテルの下部組織出身。2018年6月にローマへと完全移籍すると、以降は主力としてプレーを続けてきた。
だが、23日に行われたセリエA第19節のスペツィア戦では、ザニオーロが招集メンバー外となった。ザニオーロには退団の可能性が噂されており、本人もすでにローマ退団の意思を表明している。ジョゼ・モウリーニョ監督は、イタリア代表MFを評価しながらも「彼が退団を希望するのなら、私も受け入れなければならない」と、無理に引き留めることはしないという姿勢を示している。
プレミアリーグが移籍先の候補として挙げられていたザニオーロだったが、23日にはイタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』がミラン移籍の可能性を報じていた。しかし、『コリエレ・デロ・スポルト』は「ミランがザニオーロの獲得レースから撤退した」と伝えている。
「“ロッソネリ”は、ローマに24時間以内に正式なオファーを出すかどうか決めるよう求めていた。だが、そのカウントダウンが終わると、ミランのスポーツディレクターを務める(フレデリック・)マッサーラはローマのゼネラルマネージャーである(チアゴ・)ピントに対して、ミランが獲得レースから撤退したことを告げた」
また、同紙はザニオーロにとって、現実的な移籍先が1クラブに絞られたという認識を示した。
「現時点で、ザニオーロに残された選択肢は、3,000万ユーロ(約42億円)+500万ユーロ(約8億円)のボーナス、そして売却益の10%支払いを提示したボーンマスだけである。ローマはこのオファーを高く評価したが、ミランでのプレーに前向きだった選手側にとっては魅力的に映らないようだ。冬の移籍市場終了まであと数日という段階において、ザニオーロの手駒はボーンマス移籍を受け入れるか、ローマに留まるかのどちらかだ」
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