セリエA前半戦で50ポイントを獲得し、冬の王者に輝いたナポリ。日本時間30日、ジョゼ・モウリーニョ率いる5位ローマとのビッグマッチに臨むと、途中出場したジョヴァンニ・シメオネの86分のゴールにより2-1で競り勝った。Getty Images
ディエゴ・マラドーナ氏を擁した1989-90シーズンを最後に遠ざかる悲願のスクデットへ向けて、また1歩近づいたナポリの指揮官は、夢の実現へ一丸となっているチームに満足感を示した。
「こうした試合は、用具係からベンチの最後の1人までが決意を示すことで勝つことができる。複雑な試合ではあったが、途中出場のメンバーは、すでにベンチにいるときからチームのメカニズムに入って一緒に戦っていたことを、プレーを通じて証明したと言える」
「控え選手たちはチームにとって重要な存在だ。ポジションを奪うことだけを考えていたら、こうした結果を持ち帰るのは難しい。全員がチームメートを助けることに意欲と決意を持っていなければならない」
さらにナポリ指揮官は試合を振り返り、チームのパフォーマンスを分析したほか、17分に先制点を挙げたヴィクター・オシムヘンに言及した。ナイジェリア代表FWは、左サイドのフヴィチャ・クヴァラツヘリアのクロスを胸で受けると、右足でコントロールし、華麗なシュートを放った。
「今夜はややクオリティに欠けた。オシムヘンにうまくボールを供給できず、彼自身もスピードを活かしてうまく裏のスペースを狙うことができていなかった。だが彼のゴールは素晴らしかったって? 極めて美しいゴールだった。技術的なクオリティとパーソナリティ、すべてが組み合わさったものだった」
「彼の右足は本当に信じられないほどの威力を持っている。強烈なシュートだ。それに彼はフィジカルが強く、デュエルに強い。走り回れるし、ヘディングも持っており、なんでもできる。重要な選手に成長している。オシムヘンを交代させた理由? 常に同じ選手ばかりプレーさせることはできない。5人交代制の現在は、誰もが交代する可能性があり、誰もがチームに貢献できる」
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