ローマは日本時間2日、イタリア杯ベスト16でナポリを撃破して勝ち進んだクレモネーゼと準々決勝で対戦。だがセリエA最下位を相手にPKやオウンゴールにより2点を奪われると、試合終了間際にアンドレア・ベロッティが1点を返したが、1-2と敗れてベスト8敗退が決まった。
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ローマの指揮官ジョゼ・モウリーニョは『Mediaset』のインタビューに応じると、ダヴィデ・バッラルディーニのチームに賛辞を送りつつ、試合を振り返った。
「クレモネーゼは敵地において、ナポリ、ローマを相手に偉大な2勝を収めた。おめでとう。このカップ戦は奇妙なことに、クレモネーゼのように昨シーズンにセリエBでプレーしていたチームにとって不利な大会だ。だからなおさら素晴らしい」
「一方、我々は低レベルでひどい前半のパフォーマンスの代償を払うことになった。後半も、前半の失点シーンと同様に個人のミスがあった。我々は良い反発を見せていたが、相手が守備を固めていた上、運もなかった。もっと早くゴールを決めることができたはずだ」
「(日本時間30日の)ナポリ戦では偉大な試合を見せていただけに、負けてもチームを誇りに思えた。だが今日、そうは言えない。ただ言えることは、試合が終わったということだけだ。個人に責任を負わせることはしたくない。全員がミスを犯したと言える。私は長い経験を通じ、負けても泣かずに次戦を見据えることを学んだ。次は3日後の試合のことを考えなければならない」
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クレモネーゼ戦では、主力の疲労を考慮してターンオーバーを実施したモウリーニョ。満足とは言えないチームの選手層と過密日程を嘆いた。
「このチームはローテーションを組み、1週間に3試合をこなすことに苦労している。試合が終わった後で言うのは簡単かもしれないが、別の試合が控える中でケガのリスクがある選手にリスクを冒させることはできない。準々決勝を突破できても、(ネマニャ)マティッチや(パウロ)ディバラ、(タミー)エイブラハムが負傷してしまう可能性があった」
「なぜ今日、試合をして(現地時間)土曜日にまた試合をしなければならないのか、理解に苦しむ。おそらく日曜日に(スタディオ・オリンピコで)ラグビーの試合(シックス・ネーションズのイタリア対フランス)があるので、翌日はピッチがボコボコになってしまうからなんだろう」
最後にモウリーニョは、今冬の移籍志願を巡ってローマで構想外となったニコロ・ザニオーロの反論文に言及。「クラブは非常に明確だった。私は一切コメントするつもりはない」と語った。
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