ベルギー2部リーグ第21節が6日に行われ、デンデルとデインズが対戦した。
昇格プレーオフへと滑り込むために勝利が必要なデインズは、デンデルとのアウェイ戦に臨んだ。デインズのマルク・グロージャン監督は、ベルギー人FWレナート・メルテンスが負傷しているセンターフォワードのポジションに、前節のNXT戦で決勝点を決めたコートジボワール人FWママドゥ・コネを起用した。一方、デンデルも複数選手が怪我や出場停止で欠場と、苦しい台所事情で今節を迎えた。
前半開始早々、デンデルのベルギー人MFレナード・ヘンスが決定機を作るも、シュートはポストを直撃する。対するデインズは、次第にボール支配率を高めてポゼッションで優位に立つ展開に持ち込んでいく。複数回チャンスを作り、ゴール前でPK獲得かという場面もあったがノーファウルの判定となるなど、スコアレスのまま試合が進行する。すると前半30分、デンデルに前半最大のチャンスが生まれる。デインズのベルギー人DFヤネス・ファンステーンキステが自陣でボールを奪われ、デンデル攻撃陣がゴールを奪いかけるが、ここはデインズのスペイン人GKナチョ・ミラスがカバーして事なきを得る。
後半もデンデルが攻勢を保ち、複数の惜しいシュートを放つが、ミラスの攻守に遭いゴールを奪えない。76分には、デインズのギニア代表FWバフォデ・ダンソコが、デンデルのベルギー人GKザビエル・ギースとゴール前で激しく接触し、元コソボ代表MFリリドン・バラジとの交代でピッチを後にする。両チームとも勝ち点3を狙い続けたことで、終盤はよりオープンな展開となった。
すると89分、ついにデインズがゴールを手にする。バラジとファンステーンキステのコンビで左サイドを突破すると、ゴール前へのクロスのこぼれ球をキャプテンのベルギー人MFガエタン・ヘンドリックスが押し込み、念願の先制点を獲得した。その後、デインズはアディショナルタイムにホームチームの猛攻に遭うも、昇格プレーオフ進出への執念を見せてリードを守りきり、1-0と完封勝利を収めた。この結果、8位のデインズは上位陣との差を詰め、昇格プレーオフ圏内の6位・ロンメルまで勝ち点「2」差の状態で最終節を迎える。最終節は12日の4時45分、アンデルレヒトU23とのホーム戦となる。
■出場選手
先発出場:
GK:ナチョ・ミラス
DF:デニス・プリチネンコ、ケネス・シューマンス、ヤネス・ファンステーンキステ、ゴンサロ・アルメナラ
MF:ガエタン・ヘンドリックス、スティーブ・デ・リダー、アレッシオ・スターレンス
FW:バフォデ・ダンソコ、ファン・ラントショート、ママドゥ・コネ
途中出場:
68分:ディラン・デ・ベルデル(Out ママドゥ・コネ)
76分:リリドン・バラジ(Out バフォデ・ダンソコ)
85分:リアム・フレイザー(Out ファン・ラントショート)
得点者:
89分:ガエタン・ヘンドリックス(今季リーグ戦3点目)
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