序盤の遅れを取り戻し、一時は2位にまで浮上するも、前経営陣の不正により勝ち点剥奪の処分を受けたユヴェントス。前節では昇格組のモンツァにまさかの敗戦を喫し、13位まで後退するなどジェットコースターのようなシーズンを送る。
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そんな中、マッシミリアーノ・アッレグリのチームは日本時間8日、ダヴィデ・ニコーラ率いるサレルニターナとの敵地での一戦へ臨むと、戻ってきたエースFWドゥシャン・ヴラホヴィッチのドッピエッタ(1試合2得点)などで3-0と快勝した。ユーヴェ指揮官は試合終了後、リーグ戦で4試合ぶりの勝利を収めたチームのパフォーマンスを分析した。
「今日は勝たなければならない試合だったが、選手たちは良い反応を見せてくれた。60分間は良いパフォーマンスだったと考える。だが3-0になった後、やや雑なプレーになってしまい、後半は何度も枠内シュートを打たれてしまった。また広いスペースがあったにもかかわらず、チャンスの場面で動かない様子が見受けられた。こうした点において改善していかなければならない」
「後半のパフォーマンスの低下? 前半に良いプレーがチームに伝播したように、後半は悪いプレーが伝播してしまった。パスミスなど雑なプレーをし、試合を途中でやめてしまった。だが試合は決して終わっていないのだから、こうしたことは起きてはならない。メンタル面にも取り組まなければならない」
先月末にフィジカルトラブルから復帰したヴラホヴィッチは、26分のPKを含む2得点を挙げ、セリエAで約4カ月ぶりのゴールを記録した。アッレグリはセルビア代表FWを称えたほか、前線でパートナーを組んだアンヘル・ディ・マリアにも賛辞を送った。
「ヴラホヴィッチはフィジカル面でも体が軽くなり、動きが良くなった。以前より輝きを増したように思う。今夜は技術面においてもより良いプレーだった。ディ・マリアは45分間、うっとりするようなプレーを見せてくれた。彼はリズムを持っている。すべての試合で60分間こうしたプレーをしてくれたら、我々は重要な恩恵を受けることができる」
サレルニターナ戦を終え、26ポイントで順位を10位へと戻したユヴェントス。だが欧州カップ戦圏内までは、まだ12ポイントの差が開く。アッレグリは自身の見解を示した。
「私は物事を判断する上で現実を見つめるようにしている。我々はピッチで41ポイントを獲得したが、15ポイントを奪われた。そんな中、わずかだが順位を上げることができた。現在の我々の目標は、上位半分に入ることだ」
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