新年初戦のサレルニターナ戦での勝利を最後に、公式戦7試合にわたって成績不振が続いたミラン。わずか1カ月ほどで順位は2位から6位へと転落し、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場に黄信号が灯った。
そんな中、今シーズン2連敗中の難敵トリノをホームに迎えると、指揮官のステファノ・ピオリはオリヴィエ・ジルーの背後にブライム・ディアスとラファエウ・レオンを並べた3-4-2-1のシステムを選択。ベンチに復帰したズラタン・イブラヒモヴィッチも見守る中、62分のフランス代表FWのゴールにより1-0と公式戦8試合ぶりの勝利を収めた。
ようやく長いトンネルから抜け出し、暫定3位へ浮上したミランの指揮官がチームのパフォーマンスを分析した。
「プレーさせてもらえず、ビルドアップに苦戦する難しい試合を予想していた。だが試合中、選手たちはよくやってくれた。1点取ったことでメンタル面において解き放たれ、チームは試合開始直後より良くなっていった」
「チームにとって必要だった小さな1歩を踏み、前進することができた。シーズンはまだ長いので先を見据えていかなければならない。来シーズンのUCL出場圏を得ることできれば、我々にとって良い結果だ。今日は重要な勝利を収めることができたが、次戦以降も継続性を示していかなければならない」
Getty
続いてミラン指揮官は、3戦ぶりに先発に復帰した23歳の逸材レオンに自身の見解を示した。
「ラファは不思議な選手だ。サイドに張ってプレーさせた方がやりやすいのかとずっと思っていたが、数日前、彼から今日のポジションがお気に入りであることを聞いた。このエリアでプレーすることに非常に満足していたようだ。対戦相手を踏まえて試合ごとに検討していきたい」
さらにピオリは、決勝点を挙げた36歳のジルーにも言及。「オッリーは、技術面、心理面において重要な選手であり、このチームのリーダーだ。強い選手は多ければ多い方が良い。オッリーはその1人だ」と賛辞を送った。
ハイライト
関連記事
● 【コラム】ミランの宝、生まれ変わったトナーリ…“ピルロの後継者”から現代的MFへの成長 | セリエA
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。