昨夏、ローマを退団するとインテルへフリーで加入したムヒタリアン。今シーズンはシモーネ・インザーギ指揮下で公式戦28試合に出場し、2ゴール1アシストを記録するなど活躍を見せる。そんな34歳の元アルメニア代表MFが『ダゾーン・イタリア』の「1VS1」に出演すると、まずは今年のミラノダービーを振り返った。
インテルはサウジアラビアで行われたライバルクラブとのスーペルコッパを3-0で制して今シーズン初のタイトルを獲得したほか、セリエA第21節の一戦も1-0で制し、ミラノダービーで2連勝を飾っている。
「デルビー・ディ・ミラノの2試合で勝利を目指していたので、信じられないような気持ちだった。1戦目はスーペルコッパのタイトルが懸かっていただけに、勝たなければならなかったし、勝つために全力を尽くした。だから非常に満足しているよ」
「そしてその自信を胸に2月5日のダービーへ臨んだ。ホーム開催でファンもいる。準備は万端だった。試合ではふさわしいパフォーマンスを示し、勝利を収めることができた。素晴らしい感覚だった。ミラノがネラッズーロ(黒青)に彩られたことを本当にうれしく思っている」
「だがインテルでは、他のタイトルも獲得したいと思っている。特にスクデットの獲得は僕にとって重要だ。このクラブにとって20個目になるからね。だがそこでとどまるつもりもない」
インザーギ率いるインテルでは、3-5-2の中盤でプレーするムヒタリアン。しかし、かつてプレーしていた攻撃的MFのポジションへの思いは今でも強い。
「僕はまだ10番の特徴を持っていると感じているよ。時々、もう少し前のポジションでプレーしたくなる時がある。FWの背後でプレーするのは好きだった。だが毎試合でチームのために全力を尽くしてプレーし、勝利に貢献できれば満足できるものだ」
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利き足は右、ペンは左手の理由
ピッチでは右足が利き足だが、ペンを持つのは左手というムヒタリアン。その理由に幼少の頃のエピソードを挙げた。
「僕は右利きだったんだ。フランスにいた時、父が紅茶を飲もうとしていたのだが、僕はまだ小さかったため、カップの中に何が入っているのか気になって手を伸ばしたら、熱湯が自分に降りかかり、火傷してしまったんだ。それから右手で書くのが怖くなったんだよ」
今シーズン、ピッチで主将を務めてきたスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルがインテルとの契約延長を拒否。半年後に契約満了により退団することが決まった。ムヒタリアンはスロバキア代表DFとの別れを惜しんでいる。
「僕個人として、彼がパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍してしまうのは悲しく思う。だが彼の選択を受け入れるしかない。彼のキャリアであり、彼自身が決断すべきことだ。これまで一緒にプレーできたことを感謝しているよ」
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