先月のローマ戦以降、公式戦7戦未勝利と不名誉な成績に甘んじたミラン。だが41歳のズラタン・イブラヒモヴィッチもベンチに復帰した前節のトリノ戦でようやく1カ月ぶりの勝利を収めると、ミッドウィーク開催のUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)のトッテナム戦もウノ・ゼロで白星を飾り、復調の兆しが見え始めた。
そんな中、ステファノ・ピオリのチームは日本時間19日、かつて31年間にわたってミランを率いて、クラブに29個のタイトルをもたらしたシルヴィオ・ベルルスコーニ氏が実質上のオーナー兼会長を務めるモンツァとの対戦に挑む。
ミラン指揮官は、モンツァ戦へ向けて記者会見に出席すると、次戦はチームの状態を測る試金石になるとの見解を示し、意欲を示した。
「このチームは、困難の時においても決して自らを信じることをやめなかった。だからこそ今後に自信を持っている。明日の結果で現在の我々の状態がわかるはずだ。当然、誰もが結果を求めているが、我々は批判にも過度な賛辞にも流されることなく、バランスを保たなければならない。選手たちからは注意力や意欲、エネルギーが感じとれる。私が求めていたものが見えてきた」
尊敬し合う2人の若き逸材
続いてピオリは、トッテナム戦を回想。決定機を逃したシャルレ・デ・ケーテラーレにラファエウ・レオンが寄り添う姿を見せたシーンこそ、ミランの強みであると強調した。
「それが我々の強さだ。選手たちがお互いを助け合い、尊敬し合っている姿は素晴らしい。2人とも同じ困難を経験した選手たちだ。シャルレにとって重要なチャンスではあったが、遅かれ早かれ別のチャンスがやってきて喜び合うことができるはずだ」
さらにミラン指揮官は、昨夏にシャルケから加入した新戦力マリック・チャウに言及。「チャウ? 私が逸材を発見したわけない。ディレクターが発見し、私は準備が整った段階で起用しているだけだ。マリックは非常に強い選手になるための特徴をすべて兼ね備えている」と語り、左センターバックとして頭角を現し始めた21歳を称えた。
ピオリは最後に、元ミラン名物会長のベルルスコーニ氏がレオンのセンターフォワード起用を推していることにも触れると、「私は常にベルルスコーニに賛成だよ」と冗談ながらに語った。
放送・配信予定
- モンツァ vs ミラン
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年2月19日(日)日本時間2:00
- 実況:北川義隆
- 会場:U-パワースタジアム
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