昨季、3位というクラブ最高順位で終えたファジアーノ岡山は、敵地でJ1から降格してきたジュビロ磐田と対戦。試合は、前半から主導権を握った岡山が26分にセットプレーからFW櫻川ソロモン、31分には坂本一彩が強烈な一撃を沈め、新星2トップが躍動。そして54分には再びその二人が絡んだところから最後はMF佐野航大がこぼれ球を押し込み、リードを広げて勝利を大きく手繰り寄せる。
一方で磐田も、高校2年生でトップ昇格を叶えた大型ルーキーのFW後藤啓介が試合終盤に3分間でクラブ最年少得点記録を更新する2得点で怒涛の反撃を見せたが、あと一歩及ばずに岡山が開幕戦を制している。
昨季6位に終わったモンテディオ山形は、敵地で天皇杯王者のヴァンフォーレ甲府と激突。試合は、9分に最終ラインからのビルドアップから生まれたFWデラトーレの得点で先制した山形が優位に立つが、70分に甲府が途中出場のMF武富孝介の得点で同点。それでも山形が新10番を背負うMFチアゴ・アウベスが自ら獲得したPKを沈め、再び勝ち越しに成功し、6年ぶりの開幕戦勝利を飾っている。
昨季は5位に終わった大分トリニータは、昨季惜しくもプレーオフ圏に届かなかった徳島ヴォルティスと敵地で対戦。試合は、大分がMF野村直輝の得点で先制したものの、89分に徳島がプロ3年目のFW西野太陽の公式戦初ゴールで土壇場で追いつく白熱した展開となる。ただこの後にドラマが待っていた。90+3分、CKの混戦からFW宇津元伸弥のリーグ初ゴールが決勝点となって、大分が劇的な形で勝利を掴み取っている。
その他昨季、J1プレーオフ決定戦まで進んだロアッソ熊本は、栃木に試合終盤に追いつかれ、土壇場で勝利を逃し、昇格最有力の清水エスパルスも、水戸ホーリーホックのゴールをこじ開けられずにスコアレスドロー。互いに開幕戦勝利を逃している。また昇格組同士の一戦となったいわきFCと藤枝MYFCの一戦は、前半にFW渡邉りょうの2得点を含む3得点を奪った藤枝がいわきの反撃をかわし、J2というクラブ初の舞台で好スタートを切っている。
■J2リーグ第1節結果
甲府 1-2 山形
いわき 2-3 藤枝
群馬 0-0 秋田
清水 0-0 水戸
磐田 2-3 岡山
山口 1-0 大宮
長崎 0-1 千葉
東京V 1-0 金沢
町田 0-0 仙台
徳島 1-2 大分
栃木 1-1 熊本
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