4位ローマは、日本時間20日のセリエA第23節で18位のヴェローナと対戦。パウロ・ディバラら主力メンバーを欠く中、苦しい試合を強いられたが、45分のノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンのセリエA初ゴールにより、1-0と勝利を収めた。
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ミランと並ぶ44ポイントで3位へ浮上したローマの指揮官は、選手たちのパフォーマンスを称えたほか、まぶたを6針縫うケガを負ったタミー・エイブラハムに代わり、途中出場したアンドレア・ベロッティに満足感を示した。
「チームスピリットと並外れた自己犠牲の精神で勝利を収めることができた。ビルドアップが困難なヴェローナのようなチームを相手に、我々のプレーは機能していた。献身的にプレーしてくれた選手たちにとって、ふさわしい勝利となった」
「ベロッティは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。ゴールにも値したと言えるが、(ロレンツォ)モンティポがビッグセーブを見せたために、歓喜が奪われてしまった」
ポルトガル人指揮官は一方で、チームの苦境を理解しないファンやメディアに対して矛先を向けた。
「本当に困難な状況の中で我々が仕事を成し遂げているにもかかわらず、選手たちに対して相応の信頼を寄せない人々がいるのは残念だ。理解できないのか、理解したくないのか。だが私自身は貢献してくれている選手たちに感謝している」
「チケットは完売? 同じ完売でもボデ/グリムト戦のような観客ならスタジアムだけで勝てるが、今日のような完売は残念でしかない。パスミスをした選手にブーイングを浴びせるファンがいた。みんなは我々の努力をわかっていない。このチームにはカフーやマイコンのような右サイドバックがいないことを理解するべきだ」
「それに君たちメディアもチームの助けにはならない。ローマ以外のチームは全部フェノーメノ(怪物)で、ローマだけは『運とセットプレーで勝った』と言われる。数々のタイトルを獲得してきた私のようなオヤジには賛辞の言葉は必要ない。だが選手たちは褒め言葉を必要としている。私は選手たちを守らなければならない」
セリエA23試合を終えてUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場圏内の3位につけるローマ。モウリーニョは自身の見解を問われると、コメントをシーズン終了後に先送りした。
「シーズンが終わってから、すべてを話したい。山ほど話すことがあるだろう。だが、いまは話すべき時ではない。私がここへやって来てから1年半、一切インタビューを受けていない。契約上、義務のある前日会見と試合後のインタビューだけだ」
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