昨季限りで現役を引退した元日本代表DF槙野智章氏が、やべっちファミリーの一員としてJリーグの現場を徹底取材。槙野氏の新コーナー『オフ・ザ・ボール解説』では、相手FWとの駆け引きやビルドアップ時のポジショニングなどに着目する”DFの価値を高めたい”という意図のもと、DF目線での新企画がスタート。今回は、金曜日に行われた川崎Fと横浜FMの一戦を現地から取材した。
その中で槙野氏が「最高」と絶賛した横浜FMのDF畠中慎之輔が見せたワンプレーにフォーカスした。
迎えた前半アディショナルタイム、川崎Fが最終ラインからのビルドアップで横浜FMのハイプレスを回避し、その起点となったMF遠野大弥が一気にドリブルで敵陣まで持ち運んでチャンスを迎える。そこからボールを受けたFWマルシーニョが左サイドからドリブル突破を試みたが、対峙したDF松原健を抜いた後に畠中の素早いカバーによってストップ。ペナルティエリア内で体同士がぶつかり合い倒されたが、ノーファウルでチャンスの芽を摘んだ。
この一連のシーンを槙野氏が解説。素早くカバーに入れるポジションングを取っていた畠中の動きに着目し、「もう少しポジショニングが後ろだったら、PKになっているか、抜かれている」と解説。この素晴らしいカバーリングを「ナイス、オフ・ザ・ボール」と絶賛した。
試合後には、槙野氏が素晴らしいプレーで勝利に貢献した畠中をインタビュー。このシーンを本人は、「マルシーニョ選手が足が速いのはわかっていたので、健くんのコースの切り方を見てドリブルで前に蹴って走ってくるのかなと予想してポジションを取った」と意図を明かし、「イチかバチかではないですけど、タイミングを図って身体を当てにいってファウルなくボールを取れて良かった」と振り返っている。
その他にも槙野氏が畠中の相方のDF角田涼太朗の鋭い縦パスやシュートブロック、川崎FのDF山根視来のビルドアップ時のポジショニングなどにも着目し、試合のハイライト映像とともに解説している。
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