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ミランの仏代表ジルーが語る「W杯決勝から数週間でまた別のチームが優勝カップを掲げるのを見るなんて」殻を破れぬ若き逸材は「僕のせい」 | セリエA

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ミランの仏代表ジルーが語る「W杯決勝から数週間でまた別のチームが優勝カップを掲げるのを見るなんて」殻を破れぬ若き逸材は「僕のせい」 | セリエA(C)Getty images
【欧州・海外サッカーニュース】ミランに所属するフランス代表FWオリヴィエ・ジルーが『DAZN(ダゾーン)イタリア』のインタビューで語ってくれた。

36歳のオリヴィエ・ジルーは、2021年夏にチェルシーからミランへ加入。ズラタン・イブラヒモヴィッチらとともにステファノ・ピオリのチームの精神的主柱として若手選手をけん引したほか、持ち前の勝負強さでミランの11年ぶり19個目のリーグ制覇に大きく貢献した。

ミランの運命を分けた一戦

そんなフランス代表FWが『ダゾーン・イタリア』の「1VS1」に出演。約1カ月にわたるミランの成績不振のきっかけとなった1月8日のローマ戦を振り返った。ミランが2-0でリードしていた85分、ジルーはシャルレ・デ・ケーテラーレと交代してベンチに下がったが、チームはその後、2失点して2-2のドローに持ち込まれた。

「あの時は、良いプレーをし、良い仕事をしたと思っていたので笑顔だったくらいだ。あの時まではスクデットを夢見ることだってできたのだからね。だがこの試合が僕らのシーズンの分かれ道になってしまった。この映像を見るのはつらい。相手にとって最初のチャンスで失点してしまった。おじけづいてしまい、チームで一丸となって連動してプレスをかけるのに苦戦してしまった」

GiroudGetty

ローマ戦以降、公式戦7戦連続で勝利から見放され、苦しい日々が続いたミラン。中でもフランス代表FWにとって、サウジアラビアで行われたインテルとのスーペルコッパで敗れてタイトルを逃したことは、何よりも堪えるものだった。

「最もつらい敗戦はスーペルコッパだ。ワールドカップ(W杯)決勝で敗れてからわずか数週間で別のチームがトロフィーを掲げる姿をまた見なければならないなんてね」

だがミランは、今月10日のトリノ戦で約1カ月ぶりの白星をつかむと、3連勝してようやく成績不振から脱出したように見える。

「1月の成績には失望した。それからチームが立ち直るためのきっかけとなる試合が必要だったが、トリノ戦やトッテナム戦、それから完璧ではなかったとはいえ、モンツァ戦がそうしたきっかけになった。この3試合で大きな自信を取り戻すことができたと思うが、次のアタランタ戦も極めて重要な一戦だ。UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場権争いのライバルでもあるからね。このチームにふさわしいレベルとクオリティを取り戻したい。僕らならもっとできるはずだ」

デ・ケーテラーレの不発は自分のせい

苦戦するミランの象徴ともいえるのが、昨夏の補強の目玉であるシャルレ・デ・ケーテラーレ。大きな期待を一身に背負ってミランに入団したが、新天地での適応に苦しみ、殻をこじ開けられずにいる。ジルーは、14日のトッテナム戦の77分、決定機を逃したデ・ケーテラーに寄り添い、慰める姿を見せた。

「こうした困難の時は、僕らがチームメートをサポートしてやらなければならない。すべてを変えるには、得点を挙げることが必要だ。僕自身、彼には点を取ってほしいという思いもあった。サンプドリア戦では、彼がゴールを決めたのに、僕のオフサイドで取り消されてしまった。僕のせいなんだ。ロンドンで行われるトッテナム戦でゴールを決めてほしい」

De Ketelaere, MilanGetty

さらにジルーは、今シーズンのここまでの戦いを振り返り、自身の最高のプレーを問われると、昨年11月のスペツィア戦の得点を挙げたほか、8月のボローニャ戦で見せたアクロバティックなシュートについても言及した。

「今シーズンならスペツィア戦のゴールかな? あれは信じられないほどの感動だった。あの試合は勝たなければならない一戦で、スコアは1-1だった。そこで素晴らしいゴールを決めることができたよ」

「アクロバティックなシュートは、必然的に本能的な部分がある。だが一方、練習でもかなり準備をしている。オーバーヘッドやボレーは好きなプレーなので、(マルコ)ファン・バステンや(ジャン・ピエール)パパン、(アンドリー)シェフチェンコを見てかなり研究してきた。(ズラタン)イブラヒモヴィッチを挙げないと怒られるって? そうだね。確かに彼もこうしたシュートがうまい」

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来季もミランでのプレーを希望

今年9月には37歳の誕生日を迎えるジルー。だが来シーズンもミランでのプレーを熱望しており、クラブとの契約延長交渉が順調に進んでいることを明かしてくれた。また、試合前に両手で顔を覆うジルー独特の動作についても説明してくれた。

「いまは、みんなが結束しなければならない時だ。僕の希望はミランでプレーを続けること。合意に至れるよう願っている。対話は続いているので、正しい方向へ向かっているはずだ」

「顔を覆う仕草? 重要な試合の前というわけではなく、すべての試合前で15年くらい前からやっている。あれは神への祈りなんだが、僕にとって試合前にはやらなければならない仕草なんだ」

最後にミランFWは、ナポリのヴィクター・オシムヘンやアタランタのアデモラ・ルックマンらナイジェリア勢とインテルのラウタロ・マルティネスが競うセリエAの得点王争いを予想。「得点王はオシムヘンだろう。彼はすべてをうまくこなしている。自信もかなりつけているようだしね」との見方を示した。

2023-02-10-milan-olivier-giroud(C)Getty images

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