前節を終えて3位につけるローマは日本時間1日、最下位クレモネーゼと敵地で対戦。だがコッパ・イタリアでジョゼ・モウリーニョのチームとナポリを敗退に追い込んだ相手に精彩を欠き、1-2と敗れた。44ポイントのまま足踏みし、5位へと後退したローマの指揮官は、チームのパフォーマンスを分析し、敗戦の弁を述べた。
「疲労は言い訳にならない。2点を献上したのは、やや不運もあったが、我々の責任だ。インテンシティや、すぐに試合を決めようとする意欲が足りなかった。相手が人生を懸けた一戦のつもりで臨んでいるのに対し、我々は違った」
「勝利にふさわしいパフォーマンスではなかったかもしれないが、敗戦に値するものでもなかっただけに、大きな代償を払うことになったと言える。後半からはチームが反発心を見せ、より高いインテンシティで動きもより活発になった。同点に追いつき、勝てるチャンスもあるように見えたが、PKをとられて負けてしまった」
「試合前、チームには『この試合が最終節で、もし勝てばUEFAチャンピオンズリーグに出場できると想像力を働かせてみろ』と伝えた。選手たちを鼓舞するつもりだったが、うまく行かなかった。現時点で今日の試合を自分の中で消化することができず、フラストレーションを抱えている。これから自己分析をしていかなければならない」
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退場処分の背景は?
後半開始直後、モウリーニョは第4審判のマルコ・セッラと口論となった末、マルコ・ピッチニーニ主審からレッドカードを提示されてベンチから退いた。6日に行われる次節のユヴェントス戦で資格停止となるポルトガル人指揮官は、不満を漏らした。
「昔から知っている人間は、私の頭がおかしいのではなく、ただ感情的なだけであることを知っているはずだ。あのようなリアクションをしたのは、何かが起きたということだ。今後、法的措置をとれるかどうかを見極めたい」
「私がレッドカードを受けたのは、第4審判が主審にそうするように言ったからだ。だが残念なことに、彼は正直に何を言ったのか、どのように言ったのか、そしてどのように私を扱ったのかを伝えようとしない。当然、それが私のあの反応につながった。この時の音声が残っているかどうかを知りたい」
「彼がトリノ出身とか、次戦の対戦相手がユヴェントスだとか、私がベンチにいないことを望んでいるとか、そういった点には触れたくない。ただ、第4審判から不条理なことを言われたのはキャリアで初めてのことだ。試合終了後、審判団のロッカールームへ行き、主審もいる前で『正直に何が起きたのかを言うべきだ』と伝えたが、彼は忘れており、記憶力に問題があるようだ」
「セッラ氏との間で起きたことは残念だ。ピッチ内では優れた主審で、次世代の(ジャンルカ)ロッキや(ニコラ)リッツォーリ、(ロベルト)ロゼッティ、(ピエルルイジ)コッリーナかもしれないが、人間としては、彼が私に対して見せた“リスペクト”と同程度にしかリスペクトできない」
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