今回のフォーカスマッチでは新潟と札幌の試合を取り上げた。
1932日ぶりにデンカビッグスワンスタジアムでJ1の試合を迎える新潟は、ここまで2試合を終えて1勝1分と昇格組ながら上々の成績を残している。その大きな要因となっているのが、昨季のJ2時代と変わらぬパスサッカーを徹底しているところ。このパスサッカーの秘密に今回は迫った。
新潟の凄みを表すのが1試合のパス本数だ。全世界71リーグのなかで欧州の強豪らを差し置き、新潟は1試合平均パス数が713本で世界2位となっている。1位がイングランドのマンチェスター・シティであることを考えれば、いかに凄いことかがわかるだろう。
このパスサッカーを紐解く鍵として林氏は「プラスワンの作り方」が重要であると主張。「ビルドアップの時に自分たちが数的優位を作りながら運ぶことができる。なので、フリーな選手がたくさんできてボールを動かすことができる」と語り、映像を使った解説した。
プラスワンの作り方としてGKがフィールドプレイヤーとして入ってくることを挙げ、その上で相手がマークをずらしてきた時にトップ下に入るMF伊藤涼太郎が背中からプラスワンを作ることが上手くできていると強調。また、新潟の良さとして使い分けができていると明かし、短いパスだけでなく中盤から飛ばすパスを巧みに入れることでパスサッカーが成り立っていると語った。
一方、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下でプレーしたことがある槙野氏は札幌の新潟対策を分析し、守り方として「オールコートマンツーマンディフェンス」を採用して相手を抑えにいくと述べた。
最後に林氏はキーワードとして「プレス回避」を挙げ、三笘薫が所属するブライトンのような擬似カウンターがポイントになると明かした。パスサッカーがハマるのか、それともプレッシングが脅威となるのか。新潟と札幌の試合を楽しみにしたい。
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