2023シーズンの明治安田生命J2リーグは第3節に突入。例年のごとく混沌としたスタートとなった中、開幕3連勝は1チームのみとなった。
その唯一の開幕3連勝を飾ったのが大分だ。栃木SCをホームに迎えた一戦は、後半途中まで無得点の状況が続いたが、81分にようやく決勝点をゲット。途中出場のMF高畑奎汰が見事な直接FKを叩き込み、2試合連続で1万人以上の観客が集まったレゾナックドーム大分が大いに沸いた。その1点を最後まで守り切った大分はウノゼロで勝利。3試合で失点1と、安定したパフォーマンスで最高のスタートダッシュを切った。
一方、連勝で上位に浮上してきたのはFC町田ゼルビアとブラウブリッツ秋田だ。ツエーゲン金沢のアウェイに乗り込んだ町田は、11分にMF下田北斗のパスを受けたFW平河悠が冷静にディフェンスをかわして右隅にシュートを決め、さい先よく先制に成功した。
これで主導権を握った町田は、金沢にチャンスを作られるも集中した守備で時間を進め、後半のアディショナルタイムに相手のボールをカットしたところから一気に攻め込み、最後は途中出場のFW荒木駿太がゴールを決めて勝負あり。試合終了間際に1点を返されたが、その直後にホイッスルが鳴り町田はしっかりと連勝を収めて2位に浮上した。
秋田は敵地で3連勝を目指す藤枝MYFCと対戦。ボールを繋いで攻撃的なフットボールを展開する藤枝に対し、素早いプレスからの攻撃やロングボールを多用して攻め込む秋田という対照的なスタイルのぶつかり合いになった試合は、16分に相手のミスを奪ったところからDF飯尾竜太朗のゴールで秋田が先制に成功した。
こうなれば秋田の堅守が牙をむく。強度を高めて圧力を強める時間帯もあれば、しっかり引いて相手の攻撃を跳ね返す場面も。最後まで水を漏らさない守備を続けた秋田は、3試合連続無失点で2勝目をゲット。順位を4位に上げた。一方、藤枝は今季初黒星となった。
そのほか、ここまで勝利がなかったジュビロ磐田がホームでモンテディオ山形を破り初白星。昨季プレーオフ圏内まで入ったロアッソ熊本は、ホームで大宮アルディージャに3-0で勝利して今季初勝利を飾った。昇格候補に挙げられる清水エスパルスは、FWディサロ燦シルヴァーノの劇的同点弾でV・ファーレン長崎に引き分けたが、3試合連続ドローとなっている。
■J2リーグ第3節結果
磐田 2-1 山形
藤枝 0-1 秋田
徳島 1-1 仙台
長崎 1-1 清水
いわき 0-1 山口
熊本 3-0 大宮
千葉 2-2 群馬
東京V 0-0 甲府
金沢 1-2 町田
大分 1-0 栃木
水戸 1-1 岡山
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