J1は7試合が開催された。
首位を走るヴィッセル神戸は、なかなか波に乗り切れていないサガン鳥栖と対戦した。ゲームを動かしたのは、リーグ戦初先発となったMF泉柊椰だ。サイドチェンジのボールをフリーで受けた泉は、積極的な仕掛けからカットイン。そこで右足を振り抜くと、綺麗な弧を描いたボールはゴール右に吸い込まれ、首位チームに大きな先制点をもたらした。
リードを奪ってからは神戸が主導権を握りゲームを支配。なかなか追加点を奪うことができなかったが、強固な守備で鳥栖の攻撃を完全にシャットアウトした。終盤は前への圧力を強める鳥栖に対して、ほとんどチャンスを与えずに試合は終了。相手のシュートを1本に抑えて勝利を手にした神戸が首位をキープしている。
熱戦となったのは横浜F・マリノスと鹿島アントラーズの試合だ。前半は互いに攻め合いながらもスコアレスで折り返した中、56分に先制点が生まれる。エウベルが送ったグラウンダーのパスにダイレクトで合わせたのはDF松原健。地をはうようなミドルシュートがゴール左に決まり、横浜FMが先制に成功した。
これで試合を優勢に進めた横浜FMは、62分にオウンゴールで追加点を奪取。66分にMF鈴木優磨に決められて1点差に迫られるが、最後まで落ち着いて試合を進めてそのまま終了し、2-1で勝利を手にした。これで横浜FMは、名古屋グランパスと勝ち点で並び3位となっている。
そのほか、浦和レッズがアルビレックス新潟に2-1で勝利して連勝。京都サンガF.C.も横浜FCに逆転勝ちしてこちらも連勝を収めている。
J2は1試合が開催。ジュビロ磐田と清水エスパルスの静岡ダービーは、磐田が先手を奪う展開となるも、FWチアゴ・サンタナの2つのゴールで追いすがった清水が同点に追いついて試合は終了。互いに勝ち点1を分け合う結果となっている。
3試合が開催されたJ3は、ヴァンラーレ八戸、いわてグルージャ盛岡、ザスパクサツ群馬がそれぞれ勝利を手にした。
WEリーグは下位に沈めジェフユナイテッド市原・千葉レディースとAC長野パルセイロレディースが勝利し、上との差を縮めることに成功している。
■3月18日開催 結果
・J1第5節
横浜FM 2-1 鹿島
横浜FC 1-4 京都
名古屋 0-0 FC東京
浦和 2-1 新潟
G大阪 2-2 札幌
鳥栖 0-1 神戸
川崎F 0-0 C大阪
・J2第5節
磐田 2-2 清水
・J3第3節
沼津 0-1 八戸
FC大阪 0-3 岩手
群馬 1-0 鹿児島
・WE第11節
千葉L 1-0 大宮V
S広島R 2-1 マイ仙台
EL埼玉 0-3 AC長野
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