グループB
グループBでは、オランダ、フランス、アイルランド、ギリシャ、ジブラルタルが同居。初戦ではW杯でともに優勝したアルゼンチンにPK戦の末に敗れたオランダとフランスが激突する。
オランダはルイス・ファン・ハール監督が退任し、ロナルド・クーマン監督政権が再び誕生。ファン・ハール監督の下では堅守で安定した成績を収めたが、クーマン監督は「攻撃的なスタイルを取り戻す」と明言しており、原点回帰で注目が集まる。
一方のフランスは引き続きディディエ・デシャン監督が率いる。ウーゴ・ロリスが代表引退を発表し、新主将はキリアン・エンバペに決定。一部では副キャプテンとなったアントワーヌ・グリーズマンが不満を示していると伝えられるのが気がかりなところ。前線では絶妙なコンビネーションを見せる2人がどう絡むかが見ものだ。ベテランのオリヴィエ・ジルーも健在で、後方から最前線までスキのないメンバーが集まっており、オランダ戦も勝利が求められる。
グループE
グループEはポーランド、チェコ、アルバニア、フェロー諸島、モルドバが入り、本命不在に。そんな中、初戦ではチェコとポーランドがいきなり激突する。チェコはカタール・ワールドカップで予選敗退、ポーランドは決勝トーナメント1回戦でフランスに敗れた。
ポーランドは監督が代わったものの、ロベルト・レヴァンドフスキやヴォイチェフ・シュチェスニー、ピオトル・ジエリンスキら主力は健在。直近の2018年の対戦ではチェコに敗れているが、5年越しのリベンジを果たすことはできるだろうか。
グループF
グループFはベルギー、オーストリア、スウェーデン、アゼルバイジャン、エストニアという組み合わせに。注目の初戦でベルギーとスウェーデンが激突する。ベルギーはロベルト・マルティネス監督に代わってドメニコ・テデスコ監督が就任。さらに、エデン・アザールが代表引退し、ケヴィン・デ・ブライネが新たに代表のキャプテンとなるなど、世代交代も徐々に進む。前指揮官の下では最後まで明確な色が見られなかったが、戦術家として知られるドイツ人指揮官の下でどのようなプレーを見せるか注目だ。
一方のスウェーデンは、41歳のズラタン・イブラヒモヴィッチが1年ぶりの代表復帰。ヤンネ・アンデション監督は途中出場で変化をもたらせると信頼しており、起用を示唆。王の代表でのプレーからは目が離せそうにない。
グループG
グループGではハンガリー、セルビア、モンテネグロ、ブルガリア、リトアニアなど、東欧の国が集結。本命は唯一カタール・ワールドカップにも出場したセルビア。アレクサンダル・ミトロヴィッチ、ドゥシャン・ヴラホヴィッチの2トップは欧州でも屈指のパワーを誇るほか、中盤にもフィリップ・コスティッチやセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチら実力者が揃う。このグループではやはり頭一つ抜けるか。
第1節日程(3月25日開催)※日本時間
【グループB】
- 4:45 フランスvs オランダ
- 4:45 ジブラルタル vs ギリシャ
【グループE】
- 4:45 チェコvs ポーランド
- 4:45 モルドバ vs フェロー諸島
【グループF】
- 4:45 スウェーデンvs ベルギー
- 4:45 オーストリア vs アゼルバイジャン
【グループG】
- 2:00 ブルガリア vs モンテネグロ
- 4:45 セルビアvs リトアニア
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