昨年のFIFAワールドカップ（W杯）カタール2022で、イングランド代表は優勝を狙える戦力を誇っていた。FWハリー・ケイン、MFブカヨ・サカ、MFジュード・ベリンガム、MFデクラン・ライス──。ギャレス・サウスゲート監督の下で円熟味を増した選手や才能ある若手たちがまとまり、質の高いフットボールを披露した。
しかし、結果は準々決勝敗退。前回優勝国のフランス代表に1－2で敗れ、涙を飲んだ。
DAZNのプレミアリーグ専門番組『PREMIER LEAGUE FREAKS』#57（水曜 / 週替わり配信）では、ドイツで開催されるEURO2024でメジャータイトル獲得を狙うイングランド代表を特集。同大会の予選は、早速3月から開始される。
本大会での優勝を目指すイングランド代表は、17日に予選へと臨むメンバーを発表。目立ったサプライズ選出はなく、W杯メンバーが中心となった。
同番組に出演したスポーツライターのベン・メイブリー氏は「今までの流れだと思いますね」と、イングランド代表の継続路線を予想。W杯冬季開催の影響もあり、W杯からEUROまでの期間が約1年半と通常より短いことを挙げ、「何かを試す機会が少ない」とサプライズ選出がしにくかった可能性を指摘した。
また、同番組では、今回の招集メンバーには入らなかったU21イングランド代表FWフォラリン・バログンに注目。イングランドの地を離れ、スタッド・ランスで活躍する21歳のストライカーは、リ・グ・アンで17ゴールを挙げて得点ランキング3位タイにつけている。
イングランド代表ではケインの“後継者”として期待が高まっているバログンだが、両親がナイジェリア出身であり、アメリカ・ニューヨークで生まれた。そのため、ナイジェリア代表やアメリカ代表でのプレーも可能であり、今後は争奪戦に発展する可能性もある。バログンの決断には、大きな注目が集まることだろう。
若きスター候補生が着実に育っているイングランド代表。EURO2024予選では、グループCでイタリア代表、ウクライナ代表、北マケドニア代表、マルタ代表と同居している。果たして、“スリーライオンズ”はどのような再出発を切るのだろうか。
PREMIER LEAGUE FREAKS
- 配信： DAZN
- 配信日：水曜日（週替わり配信）
- MC：ベン・メイブリー、野村明弘
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