今回のインターナショナルマッチウィークでリスタートを切る”第2次・森保政権”。今回は、ベスト16で散ったカタールW杯から中盤から前線にかけて遠藤航や久保建英、三笘薫など大きく顔ぶれは変わらない選出となったが、最終ラインは冨安健洋が怪我のため辞退したことで、カタールW杯メンバーは板倉滉と伊藤洋輝の2人のみ。長年日本代表を支えてきた吉田麻也や長友佑都、酒井宏樹は招集されず、新たな台頭が必要なポジションとなる。
今回の招集メンバーを受けて内田氏は、「困っているというか、新しい選手を見つけたいんだな」と感じているのが自身の本職でもあったサイドバックだ。右サイドバックには海外でプレーする橋岡大樹と菅原由勢に、パリ五輪世代で半田陸、左サイドバックには伊藤とバングーナガンデ佳史扶を選出。森保一監督の意図をこう推測している。
「（酒井）宏樹と長友さんをここで呼ばないというのは意思表示じゃないけど、新しい選手が出てこないと困るよというのもあると思う。彼らはいつでも呼ぼうと思えば、呼べるから。年齢的にはパリ世代からも呼んでいるので、正直いないんだろうね」。
その中で内田氏が注目しているのは初招集となったパリ五輪世代の二人だ。
今季からJ2のモンテディオ山形からJ1のガンバ大阪にステップアップした半田については、「攻撃というよりもしっかりと守備から入るサイドバックというイメージ。守備はAマッチっぽい化け物と対面できるようにならなければいけないが、そこは彼の身体能力を考えるとある程度できると思う。あとは攻撃面でチームにプラスアルファできると面白い」と期待を寄せた。
一方のFC東京でスタメンを張り、パリ五輪世代のバングーナガンデ佳史扶についても「前に出ていく推進力は最初に見た時にパワーがあるなと。ただもっと要求してもいい。化け物感を出して欲しいし、そのポテンシャルもある。Jリーグでももう一つ飛び抜けていけそうな感覚はある」と期待を寄せ、「性格的にもプレースタイル的にもちょっと大人しいので、そこが変われば面白い」とコメントしている。
24日には、ウルグアイ代表と、28日にはコロンビア代表との親善試合を行う森保ジャパン。初めて掴んだチャンスで若き二人のサイドバックがどんな活躍を見せてくれるか注目したい。
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