アタランタの下部組織出身で、今シーズンはレンタル先のエンポリでプレーする22歳のニコロ・カンビアーギ。これまでにパオロ・ザネッティ指揮下で公式戦18試合に出場、4ゴール1アシストを記録したほか、昨年9月にカステル・ディ・サングロで行われたU-21日本代表との強化試合(1-1)にも出場している。
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そんなエンポリFWが『ダゾーン・イタリア』の「1VS1」に出演し、その素顔を明かした。新天地では「監督やエンポリ全体が僕のことを信頼してくれているので、満足しているよ」と話すカンビアーギ。昨年8月のセリエA開幕節スペツィア戦でデビューを飾ると、同11月のクレモネーゼ戦でセリエA初ゴールをマークした。
カンビアーギは、フィジカルトラブルで戦列を離れた先月までにリーグ戦で3得点を挙げたが、いずれも利き足ではない左足でのゴールとなっている。
「僕も気づいていたよ。僕は左足を使うのにも慣れているんだ。右足と似たような感覚と言ってもいいのかな。蹴るときに、左右に大きな違いがあるわけではないんだ」
アタランタでの思い出
2009年にアタランタの下部組織へ入団したカンビアーギは、ベルガモでの思い出を回想。かつてトップチームに所属していた元主将のアレハンドロ・ゴメスとは、現在もSNS上でやり取りをする仲にあることを明かした。
「子どもの頃は、チームメートと一緒にアタランタのボールボーイをしていた。最高に楽しかったよ。アタランタのトップチームには、2回招集されたことがある。フィオレンティーナとのコッパ・イタリア準決勝と、ウディネーゼとのリーグ戦だった。あの時は、強い選手たち、偉大な人たちと時間を共有することができ、素晴らしい思い出になったよ」
「僕はいまでも、インスタグラム上でパプ(アレハンドロ・ゴメス)と連絡を取り合っている。パプにフェイントについて怒られたエピソード? 怒られたというより、アドバイスだった。『お前はスピードがあるのだから、フェイントをかけずにコースを変えるだけで良い』ってね。パプからのアドバイスはうれしかったよ」
憧れはメッシやキエーザ
さらにエンポリの若手FWは、幼少の頃を振り返り、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシに憧れていたことを告白したほか、現在はユヴェントスのFWフェデリコ・キエーザらに触発されていることを明かした。
「もし1日だけ、他のサッカー選手になれるとしたら、メッシになりたい。答えるのに、考える時間すら必要ない。僕はバルセロナのメッシの試合を見て育ったこともあり、メッシは常に僕のアイドルだった。その彼から何か能力を奪えるとしたら、狭いスペースでのクオリティをもらいたいね」
「現在のアイドルはキエーザだ。彼のことが大好きだよ。あと、昨年までは(元ナポリ主将のロレンツォ)インシーニェも好きだった。そして今シーズンは(サッスオーロのアルマン)ロリエンテを発見したんだ。すごく気に入っている。あと(ミランのラファエウ)レオンもね。サイドで力を発揮するスピードのある選手が好きなんだ」
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夢はアッズーリへの招集
パオロ・ニコラート率いるU-21イタリア代表の一員であるカンビアーギ。フィジカルトラブルにより、今月の代表招集からは外れたが、アッズリーニの実力に自信を持っている。ただ、将来的には、ロベルト・マンチーニが指揮を執るA代表デビューを夢見ている。
「U-21イタリア代表は最強だよ。並外れたクオリティを持つ若手がいる。僕らなら偉業を達成できるはずだ。だが僕の夢は、A代表のユニフォームを身にまとうことなんだ。マンチーニが開催した合宿に2回参加したが、アドバイスもいくつかもらえて光栄だった。A代表の監督がアドバイスをくれるということは、すべての若手選手にも目を向けてくれているということだ」
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