EURO2020覇者のイタリアは、EURO2024予選グループC開幕節で前回大会のファイナリストであるイングランドと再戦。1-2と敗れて黒星スタートを切ったが、27日に敵地で行われた第2節では、イタリア人指揮官のミケーレ・マルコリーニ率いるマルタに2-0と勝利を収めた。
1年前には格下の北マケドニアに敗れ、2大会連続でワールドカップ(W杯)出場を逃したイタリア。FIFAランキング167位のチームを相手にやや物足りない結果ではあるが、前半の30分で2点を奪った後は、すでにスコアに満足しているかのような雰囲気が漂っていた。イタリア代表指揮官ロベルト・マンチーニは試合終了後のインタビューに応じると、自身の見解を示した。イタリアサッカー連盟(FIGC)の公式サイトが伝えている。
「こうした試合はすべてを失う可能性がある。良いところもそうでないところもあったが、勝つことが重要だった。ただ、もっとうまくできたはずだった。リードしてからは、より落ち着いてプレーすることができるので、すべてにおいて、もっとうまくプレーするべきだったと言えるだろう」
センターフォワード不足に悩むマンチーニが今回の招集でアルゼンチンから呼び寄せたFWマテオ・レテギは、デビュー戦となったイングランド戦の初ゴールに続き、マルタ戦においても15分に先制弾をマークした。マンチーニは23歳FWを称えつつ、ヨーロッパへの適応を気長に見守る方針を示した。
「彼はエースストライカーだ。センターフォワードにとって重要な特徴である、ゴールを決める能力を持っている。彼が試合の口火を切ったことは重要だった。だがまだヨーロッパサッカーを学ばなければならず、時間が必要だ」
(C)Getty images
また、27分にイタリアの2点目をマークしたモンツァのMFマッテオ・ペッシーナは、クラブ史上初となるイタリア代表の得点者となった。
「考えていなかったが、その通りだね。ゴールはさておき、僕は勝てたことがうれしい。今日もそうだったが、こうした試合は決して簡単ではない。勝利を飾り、第一歩を踏み出すことが重要だった。確かにもっとうまくやるべきことはあったかもしれないが、練習時間が少なかった。代表選手が揃ったのは、昨年11月以来だったうえ、(現地時間)木曜日に試合をしたばかりだった」
アタランタに所属する19歳の逸材DFジョルジョ・スカルヴィーニは、ラツィオDFアレッシオ・ロマニョーリとのコンビで先発。自身にとってA代表通算4試合目となるマルタ戦をクリーンシートで終えたことを喜んだ。
「無失点で勝てたことは、特にDFにとって素晴らしいものだ。改善すべき点は多いが、まだ道のりを歩み始めたばかりだ。それに3ポイントを持ち帰ることができた」
ハイライト
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