バルザーリ氏ら『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣は前回、今シーズンのセリエAの最強のフリーキッカーについて議論。ユヴェントスOBは、ローマの主将MFロレンツォ・ペッレグリーニを挙げた一方、元インテル指揮官のアンドレア・ストラマッチョーニ氏は、ユヴェントスのFWドゥシャン・ヴラホヴィッチ、ステファノ・ボルギ記者はFWパウロ・ディバラを選出した。
今季のセリエA最強コーナーキッカーは?
イタリアの解説陣は続いて、今シーズンのセリエAにおける最強のコーナーキッカーを議論。3人がそれぞれ持論を展開した。まず、ストラマッチョーニ氏は、インテルのMFハカン・チャルハノールを挙げた。「彼は精度とパワーを兼ね合わせている。右でも左でも蹴ることができ、私は好きだ」とインテルMFを推す理由を語った。
一方、バルザーリ氏は古巣ユヴェントスのMFアンヘル・ディ・マリアが最強キッカーであると主張。「私がディ・マリアを選んだのは、彼がこの偉大で上質な筆さばきを持っているからだ。私も最初はチャルハノールを考えていたが、ディ・マリアの左足の筆さばきに決めた」と選出した背景を語った。
3人目のボルギ記者も、ユーヴェOBの意見に同調。ディ・マリアを最強コーナーキッカーに挙げた。「そう、私もディ・マリアを選んだ。今シーズンはスタディオ・オリンピコでゴールをかすめるCKがあった。彼を選ぶのが適切だと考える」との考えを示した。
今季の最強クロッサーは?
次にイタリアの解説陣は、今シーズンのセリエAの最強クロッサーを選出。3人の意見は、ユヴェントスのMFフィリップ・コスティッチで一致した。
ストラマッチョーニ氏は、「(マッシミリアーノ)アッレグリが言っていたように、エリア内で準備が整っていなくても、クロスを入れるときがあるほどで、1試合におけるクロスの本数は多い。それにクロスの方法、種類も豊富だ」と指摘。するとボルギ記者は「まるでクロスのビュッフェだ」とユーヴェMFのバリエーション豊かなクロスを称えた。
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最強のミドルシュートを放つのは誰?
続いて議論の的はミドルシュートに。1人目のボルギ記者は、ウディネーゼのセルビア代表MFラザル・サマルジッチをミドルシュート最強選手に挙げ、21歳MFに賛辞を贈った。
「今シーズンのセリエAで最も多くのゴールをエリア外から決めているのはサマルジッチだ。ヨーロッパ5大リーグにおいて、サマルジッチよりも多くのミドルシュートを決めているのは、(リオネル)メッシと(アントワーヌ)グリーズマンだけだ。彼は本当に鋭い左足を持っている。非常に興味深い選手であると考えている。このエリア外からの弾道はお墨付きだ」
一方、バルザーリ氏はミドルシュート部門の最強選手にチャルハノールを挙げた。
「セリエAで最もうまくボールにミートできる選手だと考える。だからすぐに彼の名前が浮かんだ。キックのパワーは、テオ(エルナンデス)の方が優れているかもしれないが、うまさで言えばチャルハノールだ」
3人目のストラマッチョーニ氏は、ローマのFWパウロ・ディバラを選出。ミドルを放つ左足には「感情がある」と表現し、アルゼンチン代表FWを絶賛した。
「ディバラは今シーズン、エリア外でボールを持つたびに、スペクタクルなゴールを見せてきた。だがセットプレーにおいては、キッカーに(ロレンツォ)ペッレグリーニもいるという事情があるなど、チャンスが巡ってこない場合もあり、効率的ではなかったと言える。サッスオーロ戦のゴールは常軌を逸したほどに素晴らしい」
「あの重要なディバラの足には感情がある。(昨年9月の)エンポリ戦で彼が蹴る様子を見て欲しい。強力なミドルを蹴っているわけではなく、自分の思った場所に蹴っているような感じだ。フィオレンティーナ戦のゴールもさらに素晴らしい」
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