ミッドウィークに行われたJ2第6節の2試合。先週末にJリーグYBCルヴァンカップを戦ったジュビロ磐田と清水エスパルスがそれぞれホームでリーグ戦を消化し、”静岡勢”の明暗が分かれる結果となった。
磐田が『ヤマハスタジアム』に栃木SCを迎えた一戦は、ホームチームが地力の差を見せつける格好となった。
立ち上がりからボールを繋ぎながら栃木のハイプレスを回避した磐田がペースを握った前半は、16分に金子翔太のクロスをファーから走り込んできた松本昌也が2試合連続ゴールで1点リードで折り返す。
後半立ち上がりは栃木にペースを握られる時間帯もあったが、磐田も激しい球際でのバトルを繰り広げ、強度の高い見応えのあるゲームを展開。そして迎えた65分、松原后の移籍後初ゴールでリードを広げる。その後は攻撃の手を緩めなかった磐田が圧倒し、今季初の無失点で3試合ぶりの勝ち点3を掴み取っている。
一方の開幕から5試合連続ドローが続く清水は、ホームのIAI日本平スタジアムでザスパクサツ群馬と対戦。試合は、25分にFKから畑尾大翔のゴールで先制を許した清水だったが、29分にはディサロ燦シルヴァーノがこぼれ球を押し込み、すぐに追いつく。しかし同点から3分後、クロスから佐藤亮に失点を許すと、後半には再びクロスから長倉幹樹にゴールを許し、今季ワーストの3失点。その後は群馬の硬い守備を崩し切れず、今季初黒星を喫している。
ミッドウィークの結果を受けて、勝者となった勝ち点「8」に伸ばした磐田が9位、群馬が10位に浮上。一方の開幕から6試合勝利がない清水は18位、栃木は20位に後退している。
■3月29日開催 結果
・J2第6節
清水 1-3 群馬
磐田 2-0 栃木
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