柏レイソル 対 浦和レッズ の見どころ
3月最後の金Jで対戦するのは対照的なチーム状況にある柏レイソルと浦和レッズ。開幕5試合を終え勝利がなく3連敗中の柏と、連敗スタートからの3連勝で巻き返しに成功した浦和が、三協フロンテア柏スタジアムで相対する。
ホームの柏は、とにかく苦しい時期が続く。ホーム2連戦での幕開けとなった今季、その2試合は新戦力も多くピッチに立ち、若きエースの細谷真大が2試合連続ゴールを決めるなど収穫もあった。勝ち切ることはできなかったが勝点1ずつを積み上げ、まずまずの出だしであった。
しかし、3月に入るとチーム状態が芳しくなくなる。攻守のバランスが崩れ始め、ピッチ上の勢いが停滞。得点は奪えなくなり、失点は増える悪循環に突入してしまった。その結果、第3節から第5節にかけて3連敗を喫し、奪った勝点がゼロどころか、ゴールも奪えていないのが現実だ。
脱却を図るために3バックにシステムを変更し、若手を起用するなど、あの手この手を尽くすもなかなか結果に結び付かず、順位もズルズルと後退。現在は17位まで落ちてしまっている。
その中でも明るい材料を挙げるとすれば、新加入のフロートの存在。26日のルヴァンカップ第2節・アビスパ福岡戦ではクロスに合わせる形で2ゴールを決めており、早々にフィットしている様子だ。いまの柏は勝利するためならどんなものでもきっかけが欲しい。このオランダ人ストライカーを起爆剤に、今季初勝利をつかみかかる。
対する浦和は、開幕2連敗と最悪の幕開けから一気に盛り返し、現在3連勝中で6位にまで浮上。混戦模様の中、首位の背中もしっかりと見える位置にいる。
[4-2-3-1]を基本システムにメンバーの顔ぶれはほとんど変わっていないが、徐々にマチェイ・スコルジャ監督のカラーやスタイルが浸透してきている様子。90分の中で安定して戦える時間が増えてきている。
また、この3連勝を振り返ると日替わりでヒーローが出ているのも特徴。5得点それぞれが違う選手から生まれており、ポジションも様々。むしろ、ボランチや最終ラインの選手がゴールネットを揺らしている。
そうなれば、そろそろ取るべき人のゴールも見たいところ。特に興梠慎三には大きな期待がかかるだろう。開幕2試合はベンチスタートであったが、初先発を飾った試合から3連勝中。得点以外の部分で貢献度は目立つだけに、ここで一発が飛び出せば、自身もチームもさらに勢い付くことは間違いない。4連勝に向け、アタッカー陣の奮起を願いたい。
関連記事
●明暗分かれた静岡勢。磐田は栃木を下し、3試合ぶりの勝ち点3!清水は群馬に敗れ、今季初黒星 | 3月29日結果まとめ | Jリーグ
PR
● ドコモスポーツくじでWINNERキャンペーン実施中! 登録してJリーグをもっと楽しもう!
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?