1月の深刻な成績不振から抜け出したものの、直近のリーグ戦で3戦未勝利となるなど、再び低迷が危惧されていたミラン。だが日本時間3日、インターナショナルウィーク明けの初戦で首位ナポリとのビッグマッチへ臨むと、敵地で4-0と約1カ月ぶりの勝利を収め、3位へと浮上した。
ミラン指揮官は、UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）準々決勝でも対戦予定のルチアーノ・スパレッティのチームを相手に結果を出したことを喜びつつ、シーズン終盤へ向けて気を引き締めた。
「チームのパフォーマンスと勝利には満足しているが、これは最初の一歩でしかない。まだリーグ戦は9試合残っており、今日のような姿勢を示していかなければならない。これまでに何度もチャンスを無駄にしてきたが、これ以上、無駄にはできない」
「今夜は重要な一戦で勝利を収めることができたが、我々が主役となるべき今シーズンの終盤ラッシュの最初の1試合でしかない。今シーズンを良いものとするためにも、ミランは来シーズンのUCL出場権を獲得しなければならない」
続いてミラン指揮官は、25分にミランの2点目を挙げたものの、57分に途中交代したブライム・ディアスについて状況を説明した。
「ディアスは、内転筋に違和感があった。彼自身は交代を望んでいなかったが、私はリスクを冒したくなかった。それに（代わって入ったアレクシス）サレマーカーズが良いパフォーマンスを見せてくれたので、結果として良い交代になった」
1月の低迷後、守備の安定を目指して3バックへのシステム変更を敢行したピオリ。だがナポリ戦において、再びシステムを変え、本来の4バックを敷いた。
「ナポリ戦で4バックを採用することは、ウディネの試合前にすでに決めていた。3バックのシステムのおかげで重要な試合で勝利を収め、UCLで勝ち進むこともできた。監督が決断しなければならない時はやってくるわけで、チームの困難の時に何らかの変更を加えることを考え、当初はメリットもあった」
「私は変化を加えることが好きだ。選手たちもそれを分かってくれており、準備もできていたと言える。偉大なチームを相手に、素晴らしいパフォーマンスで素晴らしい試合を見せたが、有頂天になってはならない。我々は次戦に集中しなければならない」
「次はエンポリが相手であり、我々が苦戦してきたタイプの試合だ。これまで多くの試合を無駄にしてしまったが、もう無駄にはできない」
放送・配信予定
- ナポリ vs ミラン
- 配信：DAZN 2023年 4月4日（火） 6:45～録画配信予定
- 会場：スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
ハイライト
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