直近のリーグ戦で3連敗を喫し、指揮官であるシモーネ・インザーギの周辺も騒がしくなってきたインテル。そんな中、日本時間5日、コッパ・イタリア準決勝ファーストレグでユヴェントススタジアムに乗り込むと、今シーズン2敗を喫している相手に先制点を奪われたものの、土壇場のPK弾で1-1のドローへ持ち込んだ。
だが、FWロメル・ルカクは、ベルギー代表戦でも披露していたゴールセレブレーションが“挑発”と受け止められ、2枚目のイエローで退場。試合終了後にMFフアン・クアドラードともみ合いになったGKサミル・ハンダノヴィッチも一発退場となり、今月末の第2戦へ禍根を残す形となった。インテル指揮官は試合終了後の記者会見に出席すると、ベルギー代表FWを擁護した。
「映像もあるので、（アタランタのアデモラ）ルックマンのケースのように、ルカクの警告が取り消されることを願っている。ルカクは誤解された。それに試合終了時の乱闘も、見ていて美しいものではない。残念ながら、セカンドレグへ向けて重要な2選手を失うことになってしまった」
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さらにインザーギは、今シーズン3度目のイタリアダービーを振り返り、チームのパフォーマンスを分析した。
「我々にとって良い時期とは言えない。リーグ戦での成績に満足できないのも当たり前だろう。選手たちは責任を感じており、困難に直面していることも理解している。そんな中、選手たちは素晴らしい試合を見せてくれた」
「ピッチでのパフォーマンスには満足している。選手たちは、偉大な対戦相手を迎え、偉大な試合を見せようという強い気持ちがあった。チームは失点した後、バラバラになることもなかった。このような簡単ではない時期に、決意を示してくれたことに満足している」
「もちろん、今日の結果はチームにとってプラスになる。勝利の方が良かったが、今月末にはセカンドレグがあり、決勝へ進出できるチャンスがある」
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