元フランス代表FWティエリ・アンリ氏と同MFエマニュエル・プティ氏が、PSGに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのバルセロナ復帰の可能性についてコメントした。4日、イギリス誌『Four Four Two』が伝えている。
PSGは3日、リーグアン第29節のリヨン戦を0-1で落とした。この結果により、PSGはリーグ戦2連敗。リヨン戦では、PSGの一部のファンからメッシに対して口笛や野次が飛んだ。
『Four Four Two』によると、アンリ氏はリヨン戦でのPSGファンの態度を批判。現役時代にバルセロナで共にプレーしたメッシに“古巣帰還”を勧めた。
「(PSGの本拠地)『パルク・デ・プランス』で、あのような口笛を聞くのは恥ずかしいよ」
「個人的には、メッシがバルセロナでキャリアを終えるところを見たいと思っている。その後に彼が何をするのかは分からない。だって、あれだけのことを成し遂げながらバルセロナを去るなんて……。私にはあまり受け入れられなかったんだ。サッカーを愛するなら、メッシはバルセロナに戻るべきだよ」
また、フランス代表でアンリ氏と共闘し、自身もバルセロナに在籍した経験を持つプティ氏も、メッシにブーイングを浴びせたPSGファンについて否定的な見方を示した。
「メッシに対する口笛は、サッカーに対する侮辱だ」
「レオ、今すぐあのクラブから出て行け。PSGで前進した選手なんていない。でも、それはメッシのせいではないんだ」
昨年に行われたFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022でアルゼンチン代表を36年ぶり3度目の優勝に導いた後、メッシとPSGの関係はもうしばらく続くものと思われていた。しかし、両者の契約交渉には進展の兆しが見られず。バルセロナのラファ・ユステ副会長が「運命がそれ(復帰)を可能にしてくれると思う。レオをバルセロナに戻せるか見てみよう」とコメントするなど、メッシの古巣・バルセロナへの帰還の可能性がにわかに各メディアで報じられるようになってきている。メッシとPSGの契約は、今年6月30日に満了する。
なお、『Four Four Two』はリヨン戦後のPSGファンの反応について「ファン達は、メッシのクラブへの忠誠心に疑問を呈した。リヨン相手に残念な敗北を喫した際、不安を感じたファン達はメッシへの不満を共有した」と伝えている。
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