スペイン紙『アス』は5日、元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏に、PSG指揮官就任の可能性があることを報じた。
PSGは3日、リーグアン第29節のリヨン戦を0－1で落とした。この結果により、PSGはリーグ戦2連敗。2位・RCランスとの勝ち点差は「6」と、優勝争いの行方が混沌としてきた。
不調に陥っているチームの現状を受けて、クリストフ・ガルティエ監督の去就は不透明なものに。『アス』によると、PSGはすでに来シーズンに向けて新しい指揮官を探している模様。また、「今シーズンが終了する前に解任される可能性もある」と、シーズン終了を待たずして現指揮官との決別を選択する可能性も指摘している。
なお、同紙は「地平線上にはジネディーヌ・ジダンの名前がある」と、ジダン氏がPSGの指揮官に就任するシナリオを示唆。クラブ関係者からの評価が高い50歳の指導者がパリに降り立つことは十分にあり得るとした。
「カタールの株主やオーナーは、マルセイユ出身の男への支持で一致している。すでに1年以上前にクラブは契約を試みたものの、ジダンは常に否定的な反応を示していた。しかし、ディディエ・デシャンがフランス代表と再契約し、FIFAワールドカップ（W杯）カタール2022準優勝チームを率いるというジダンの夢は絶たれた。そのため、ジダンは完全に“フリー”となった」
『アス』は「（レアル・マドリード会長）フロレンティーノ・ペレスがアプローチをかけるかもしれない」と、ジダン氏が三度目（一度目：2016～2018年 / 二度目：2019～2021年）のレアル・マドリード指揮官就任を果たす可能性にも言及。しかし、「今のところ、ガルティエの後継者になることに全く興味がないわけではないようだ」と、PSG行きの実現が決して夢物語ではないとの見方を示している。
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