11日、ラ・リーガ第28節のバルセロナvsジローナ戦が行われ、試合は0－0で終了した。
9日にレアル・マドリードがビジャレアルを相手に2－3と苦杯をなめたため、バルセロナにとっては勝ち点差を広げる絶好のチャンス。チャビ監督は、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツや同国MFガビ、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキらを先発に起用した。
試合は、前半立ち上がりから積極性を見せたジローナが、開始2分にして決定機を作り出す。対するバルセロナも、レヴァンドフスキやスペイン代表FWアンス・ファティ、ブラジル代表FWハフィーニャ、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウーホらにチャンスが訪れる。だが、両者共にゴールが遠く、無得点で前半を折り返した。
後半も両者に決定機がまわってくるが、シュートミスやGKのセーブによってゴールが決まらず、試合は0－0のまま終了した。
スペイン紙『ラ・バングアルディア』は10日、試合後にインタビューに応じたチャビ監督のコメントを紹介。チャビ監督は結果に不満を示しつつも、10試合を残して2位のレアル・マドリードに勝ち点「13」差をつけている状況を評価した。
「人々は違った見方をしたがるけど、我々はこのリーグに価値を与えなければならない。（2位に大量勝ち点差をつけるのは）とても難しいことなのだから」
また、チャビ監督はジローナのミチェル監督を「素晴らしい指揮官」と称賛。「ジローナはボール回しが非常に上手く、多くの場面で我々を苦しめた」と、ライバルの出来の良さを認めた。
FIFAワールドカップ（W杯）カタール2022終了後、4ゴールしか挙げられていないレヴァンドフスキを心配しているか訊ねられたチャビ監督は、「心配しているのはリーグ優勝の方さ」と回答。「我々はとても良い位置にいる。素晴らしいチームを相手に得点するチャンスはたくさんあったけど、私は常にポジティブな面を見るよ」と語った。
ジローナの壁を崩せなかったバルセロナだが、レアル・マドリードとの勝ち点差をわずかに拡大させることには成功。4年ぶりのラ・リーガ制覇に向けて一歩前進している。
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