鹿島アントラーズ 対 ヴィッセル神戸の見どころ
リーグ3連敗と苦境に立たされている鹿島アントラーズが5勝1分1敗で首位に立つヴィッセル神戸をホームに迎え撃つ。
鹿島にとっては正念場を迎えている。リーグ戦では4試合勝利から遠ざかるホームチームは、前節・柏レイソル戦を0-1で落としただけでなく、内容面でも課題が残るパフォーマンスとなってしまった。結果はもちろん、内容面でも見違えるパフォーマンスを示さなければいけない一戦になるのは間違いない。
その相手は、首位チームだ。もちろんお互いの調子を踏まえれば、そう簡単には勝たせてもらえないだろう。ただ捉え方次第では、この嫌な流れを断ち切るには絶好の相手とも言える。この試合を機にここから這い上がっていくパワーを手することができるか。不調が続く鹿島が示すリバウンドメンタリティーを期待したい。
期待したいのは、攻撃陣の奮起だ。リーグ戦での最後の勝利となる第3節・横浜FC戦から公式戦で複数得点を奪えていない。ただエースの重責を担う鈴木優磨は、昨年の神戸戦では3試合2得点と活躍。昨年9月の天皇杯準々決勝では、値千金の決勝点も決めている。リーグ戦では第5節の横浜FM戦以来、ゴールから遠ざかる背番号40が、鹿島を目覚めさせる5試合ぶりの勝利に導けるか。
一方の神戸は開幕からの勢いを続けていきたい。前節・アルビレックス新潟は、試合終了間際のジェアン・パトリッキが決勝点を決め、劇的な形で勝ち越したかに思われたが、このゴールはオフサイドで取り消しとなり、スコアレスドローで決着。今季初のドローに終わった神戸としては、ここで再び勝ち点3を掴み、この勢いが本物であることを証明したい。
この好調を支えているのは、失点数の少なさだ。前線からのハイプレスを機能させ、攻撃的な守備を武器に、そこからのショートカウンターという形がここまで機能。シンプルな攻撃に徹していることで大迫勇也や武藤嘉紀ら選手個々の力がそこに噛み合い、攻守でバランスが取れていることが勢いをもたらしている。
そういう意味ではこちらも前線の選手がキーマンとなる。ここまで3ゴールをマークし、エースとして牽引する大迫勇也にとっては、ルーキーイヤーの2009年から2013年まで在籍した鹿島との古巣戦だ。昨季は、慣れ親しんだスタジアムで先制点をマークしているが、最終的には1-1の引き分けという結果に終わった。今季は再びゴールを決めた上で、チームを勝ち点3に導けるか。背番号10の活躍に期待したい。
苦しむ鹿島を救うか、神戸に更なる勢いをもたらすか。勝ち点3に導くエースに注目だ。
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