V・ファーレン長崎 対 ブラウブリッツ秋田 の見どころ
勝点18で4位のブラウブリッツ秋田と勝点17で5位のV・ファーレン長崎が対戦する。トップ3を追いかけるためにはここでの3ポイントが大事になるだけに、手に汗握る熱いゲームとなりそうだ。
ホームの長崎は、開幕2連敗スタートでその後も2試合連続で引き分けが続くなど、シーズンの幕開けは芳しくなかったが、第5節・ロアッソ熊本戦で勝利して以降は5勝1敗とV字回復を見せ、一気に上位へと浮上してきた。
復調の要因の一つに挙げられるのは得点の増加。開幕4戦はわずか1ゴールであったが、その後の6試合では12ゴールと急増。1-0で勝利した第7節・ベガルタ仙台戦と0-1で敗れた第8節・ザスパクサツ群馬戦以外の4試合は複数得点を挙げており、前節・徳島ヴォルティス戦は今季最多の4ゴールで大勝を飾った。
5年ぶりのチームに復帰したフアンマ・デルガドは、出場停止を除く9試合に先発し、ここ5試合で5ゴールと絶好調。第6節・モンテディオ山形戦では、ハットトリックを記録するなどエースに相応しい活躍を見せている。
泥臭さと堅さが武器の秋田の前にどのようなパフォーマンスを見せるか。今季2度目の3連勝に向けてスペイン人ストライカーの得点力がカギを握る。
アウェイの秋田は、開幕からの6試合で3勝3分と無敗を記録。その後の4試合は負けと勝ちを繰り返し、一旦は勢いが止まってしまったが、崩れることもなく、上位をキープしている。
好調の最大の要因は、就任4年目を迎える吉田謙監督を中心にするチームワーク。『シン・秋田一体』のスローガンにもあるように、ピッチに立つ全員が90分間チームコンセプトを徹底できるところに強さの秘訣が隠されている。
特にそれが表れるのが自陣ゴール前で、守備の集中力や耐久性はリーグトップクラス。ここまで5失点はリーグ2位タイの数字であり、複数失点を喫した試合は10節を終えわずか1試合である。
今季加入した阿部海大はその堅守を支える一人。開幕からポジションをつかみここまでフルタイム出場を続けている。強力なアタッカーをそろえる長崎の前にも立ちはだかり、今季7度目の完封を達成できれば、自ずと勝利は近づいてくるだろう。
他会場のカード
4月21日(金)
19:00 ロアッソ熊本 vs ジェフユナイテッド千葉(J2)
守備の頑張りが光り、アウェイ2連戦で勝点1ずつを持ち帰った熊本。唯一の金曜開催となる千葉戦では、前節先制の起点となるなど好調をキープするMF上村周平に期待したい。対する千葉は開幕節以来の勝点3を手にしたことで、連続未勝利から脱出。守備の重心を下げる形で完封を記録したが、自信を取り戻して臨むアウェイゲームでは持ち前のハイプレスで応戦したい。
4月22日(土)
14:00 大宮アルディージャ vs 清水エスパルス(J2)
今季初の連敗を喫した大宮は、清水とJ2の舞台で初の顔合わせ。相手の強力な攻撃陣を乗せないためにも、今季3度の完封勝利を記録しているホームで粘り強さを取り戻したい。大宮と勝点で並ぶ清水は前節、“目覚め”を予感させる6得点。FW北川航也に待望の今季初ゴールが生まれたことも収穫で、2週連続となるオレンジ対決を制して公式戦9連戦を締めくくりにかかる。
14:00 ヴァンフォーレ甲府 vs FC町田ゼルビア(J2)
FWピーター・ウタカの決勝ゴールで勝利した甲府は、連敗を2でストップ。1-0で逃げ切るゲームプランを再現できたことも大きく、4月4試合目のホームゲームで勝点を「20」に乗せたいところだ。対する町田は大分トリニータに3-1で完勝し、首位に返り咲いた。相手最終ラインから自由を奪ったプレスはまさに圧巻。エリキと荒木駿太のツートップがこの試合でも最前線からチームを引っ張る。
14:00 ファジアーノ岡山 vs レノファ山口FC(J2)
5試合連続で引き分けた岡山だが、その内訳は0-0の前々節を除き後半に追いついたもの。“負けなかった”ことを自信とし、山口との中国勢同士の対決で勝点「1」を「3」に変えられるか。山口は今季最多の6失点を喫した前節からリバウンドメンタリティーを示せるかがポイントに。ボール保持から崩していくスタイルを貫くためにも、試合序盤の失点には気をつけたい。
15:00 東京ヴェルディ vs モンテディオ山形(J2)
東京Vの前節はシュート1本、CK2本と迫力を欠き、無得点で敗戦。3連戦から一息ついたことで前線の流動性を高められるか。今季ホームゲームでの得点が多いDF陣の攻撃参加にも注目したい。対する山形はクラブワーストを更新する8連敗となった。前節は前半を無失点で折り返す収穫もあっただけに、欲しいのは先制点。昨季の東京V戦で2得点を挙げたFW藤本佳希にかかる期待は大きい。
4月23日(日)
14:00 栃木SC vs いわきFC(J2)
栃木は最終ラインに負傷者が相次ぐ苦しい状況。0-1で敗れた前節はDF福島隼斗らが奮闘しただけに、ホームでの連勝を狙ういわき戦はエースのFW根本凌を中心とした攻撃陣が期待に応えたい。一方のいわきは課題となっていた前後半の立ち上がりにFW有田稜が得点を奪い、5試合ぶりの白星。国士舘大学の先輩でもあるFW谷村海那とのホットラインでチームを連勝に導けるか。
14:00 ザスパクサツ群馬 vs 徳島ヴォルティス(J2)
前節の敗戦で連勝が「4」で止まった群馬だが、10試合を終えて6位と上々の序盤戦。同じく好位置につけていた昨季は第11節の黒星から調子を落としてしまっただけに、連敗回避へ真価が問われる。対する徳島は今季最多の4失点を喫して敗れ、今季初勝利はまたもお預けに。前節初出場で存在感を示したMFルイズミ・ケサダは、トンネル脱出への救世主となれるだろうか。
14:00 ツエーゲン金沢 vs ジュビロ磐田(J2)
金沢は2試合連続の完封勝利で9位に浮上。この2連勝は計23選手を起用して達成しており、良い競争環境で臨む今節もボール奪取からカウンターを発動させたい。勝点2差で追う磐田は公式戦9連戦の最終戦。前節はシュート17本、CK10本と押し込んだ一方で、MF金子翔太の1得点にとどまった。過去6戦全勝と相性の良い金沢戦でゴールショーを見せられるか注目だ。
14:00 藤枝MYFC vs ベガルタ仙台(J2)
前節良い時間帯に得点を重ねた藤枝は、今季最多の4ゴール。ただ試合の入り方には課題を残しただけに、ボール保持を放棄しない“藤枝らしい”内容も追求しながら3連勝を目指す。対する仙台は2試合連続のドローに終わったものの、ホームでの連敗をストップ。MF鎌田大夢、MFエヴェルトンが中央で良い関係性を築いていることも心強く、今季無敗のアウェイで勝点3をつかみにいく。
14:00 大分トリニータ vs 水戸ホーリーホック(J2)
FC町田ゼルビアとの首位攻防戦に敗れた2位の大分だが、後半の布陣変更で盛り返したことはポジティブな点。今季5戦全勝のホームゲームでは、前半にリードを奪えるかが鍵を握る。対する水戸は前節1-4で敗戦。ホームでは3試合連続となる大量失点となったが、過去2度はいずれも翌節のアウェイゲームで完封勝利を収めた。この試合でも再び反発力を見せられるか注目だ。
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