ヴィッセル神戸 対 横浜F・マリノス の見どころ
6勝1分1敗で首位に立つ神戸と4勝2分2敗で5位の横浜FMが勝ち点差『5』で迎える上位対決は、序盤戦のビックマッチだ。
開幕から勢いに乗る神戸は前節、鹿島アントラーズの敵地でもその勢いは止まらなかった。大迫勇也と武藤嘉紀の2ゴールに、途中出場の佐々木大樹にもゴールが生まれ、大量5得点で快勝。このゴールラッシュで得点数を「17」まで伸ばし、リーグ単独トップに浮上した。また守備でもここまでリーグ最少タイの3失点。リーグ戦では複数失点のゲームがなく、5試合でクリーンシートを記録。攻守一体のスタイルを表現できていることが神戸の強さとなっている。
相手のビルドアップに対しては前線からハイプレスを仕掛け、ボールを奪えば手数をかけない迫力のある速攻からゴールに迫ってくる。ハイプレスを掻い潜ることに長ける昨季のJ1王者に対し、どこまでそのスタイルが通用するか。この山場を乗り越えれば、さらに勢いづくことは間違いないだろう。
その起点となっているのはやはり大迫だ。コンディション不良に苦しんだ昨季を経て、今季は前節の2ゴールによってシーズン5得点まで伸ばし、得点ランキングのトップに並んだ。また神戸の背番号10が決めた公式戦では、ここまで全勝をキープ。チームのエースがビックマッチを制する上でキーマンになるのは間違いない。
一方の横浜FMは、開幕連勝スタートを切ったものの、その後は取りこぼしも多く、連覇に向けて磐石のスタートを切れたとは言えない。前節・湘南戦もシュート数では上回りながらも2試合連発中のアンデルソン・ロペスの1点止まり。今季2度目の連勝を飾ることができなかった。
それでも水曜日のJリーグYBCルヴァンカップ・磐田戦(1○0)では、湘南戦から全選手を入れ替えるターンオーバーを採用。リーグ戦のメンバーを温存できたことでコンディションは良い状態で臨めるだろう。さらに磐田戦では負傷や体調不良などでメンバーから外れる時期もあった西村拓真、松原健らが先発し、試運転できたこともポジティブだ。
ここまで大量5得点で大勝した第7節の横浜ダービーを除けば、2得点がリーグ戦での最多ゴールとアタッキングフットボールを掲げているチームとしては物足りなさも否めない。ただ湘南戦は、ハイプレスをかけてきたところを最終ラインのビルドアップで回避し、数多くのチャンスを作り出すところに収穫も見られた。相手は違えど、今節も前線からのハイプレスを強みとしているチームとの対峙となる。そんな相手に対し、自分たちのスタイルで上回り、ここでしっかりと首位との勝ち点差を縮めておきたいところだ。
お互いに自分たちのカラーを出し合う一戦になるだろう。その中で上回るのは神戸の勢いか、横浜FMの地力か。注目のビックマッチが繰り広げられる。
関連記事
● 横浜FMと名古屋がプライムステージ進出決定。名古屋と浦和の17歳に最年少得点が生まれる ｜ 4月19日結果まとめ ｜ ルヴァンカップ
PR
● ドコモスポーツくじでWINNERキャンペーン実施中！ 登録してＪリーグをもっと楽しもう！
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは？
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは？