かつて日本代表を率いて2011年アジアカップで優勝を果たし、FIFAワールドカップ(W杯)ブラジル2014でもサムライブルーの指揮を執ったザッケローニ氏は、今年2月10日に自宅の階段で転倒して頭部を強打。意識を失った状態で発見されると、チェゼーナのマウリツィオ・ブファリーニ病院の集中治療室へ救急搬送され、約1カ月にわたる治療が続いた。
ザック氏は先月9日、自宅のあるチェゼナーティコのジネージオ・マルコーニ病院のリハビリテーションセンターへと転院。日常生活への復帰を目指していたが、イタリア紙『Corriere della Sera』など複数メディアは、70歳を迎えたイタリア人指揮官が21日、病院でのリハビリを終えて退院し、約2カ月半ぶりに自宅へ戻ったことを伝えている。
ザッケローニ氏は、自身の体調について「まあまあ良い」と答えたほか、『Gazzetta dello Sport』によれば、「私は幸運だった。ブファリーニでもマルコーニでも最高のスタッフに出会えた。みんなに感謝している」と述べ、病院の医師らに感謝の意を表したという。
さらにイタリアのスポーツ紙は、ザッケローニ氏自身が転倒の原因について説明したことも報じている。元日本代表指揮官は、チェゼナーティコの自宅において、ペットのメス犬を抱えて階段を下りていたところバランスを崩したが、犬をかばおうとして大きく転倒し、頭部を強打することとなった。
なお、2カ月ぶりに自宅へ戻ったザック氏は、さっそく同じくロマーニャ地方出身で元ミラン指揮官のアリゴ・サッキ氏から電話連絡を受けたとのことだ。
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