川崎フロンターレ 対 浦和レッズ の見どころ
連敗中で13位につける川崎Fと6試合負けなしの浦和が相対する。互いの状況は大きく違うが、この一戦で勝ち点3を手にするのはどちらか。
川崎Fはリーグ戦で苦しい戦いが続いている。前節はホームで名古屋グランパスと対戦するも、相手の思惑にハマってしまう形で2失点。後半にFW宮代大聖のゴールで1点を返したが、ボールを回しながらも敵陣になかなか入っていけず、最後まで1点が届かなかった。これでリーグ戦は連敗。直近5試合で1勝となかなか波に乗ることができていない。
ただ、19日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ第4節で清水エスパルスを相手に6得点を奪って大勝したことはポジティブに捉えたい。無失点で終えたことに加え、なかなか結果が出ていなかったFW遠野大弥やMF脇坂泰斗にゴールが生まれたことは好材料。ここで公式戦連勝といくことで勢いを取り戻していきたいところだ。今節のキーマンは、ルヴァン杯で2得点を挙げた脇坂。チームの中心を担う選手として攻撃を牽引していけるか注目だ。
一方、浦和は好調を維持している。前節は互いに10人になる難しいゲームではあったが、DFアレクサンダー・ショルツのゴールを皮切りに終わってみれば4得点を奪取。北海道コンサドーレ札幌を相手に快勝を収めた。チーム全体を見ても攻撃陣だけでなくショルツとDFマリウス・ホイブラーテンのCBコンビを含めた守備陣が素晴らしく、攻守にバランスの良さを感じさせる。このまま勝利を積み重ねながら一番上を目指していきたい。
今節はアル・ヒラルとのAFCチャンピオンズリーグ決勝第1戦を控える中での試合とあって簡単な試合にはならないだろう。浦和はこの試合を終えてから移動となるため、メンバー選考を含めて考える必要が出てくる。また、前節で一発退場となってしまったFWホセ・カンテも出場停止。選手交代を含め、指揮官の腕が試されることになる。鍵を握るのは、やはりショルツ。チームの守備を統率する男が、川崎Fの攻撃を抑えることで勝利への道筋を作っていく。
勝つのは上位浮上へのきっかけを作りたい川崎Fか、ACLに弾みをつけたい浦和か。注目の試合は23日16時キックオフだ。
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