セリエA王者として臨んだ今シーズン、退団したアレッシオ・ロマニョーリに代わってミランの主将に就任したダヴィデ・カラブリア。10歳からミランに所属する生え抜きのリーダーが『ダゾーン・イタリア』の特番に登場し、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場権を懸けた終盤戦へ意欲を示した。ステファノ・ピオリのチームは日本時間24日、レッチェをホームに迎える。
「もうミスは許されない段階になってきた。セリエAにおける1ポイントは、各クラブや僕ら選手たちにとってより大きな意味を持つものになる。最終節まで残りは少ない。失敗はこれ以上許されないだけに、リーグ戦へしっかり集中していかなければならない」
「レッチェ戦へ臨むうえで、2023-24シーズンに再びUCLでプレーするという目標は刺激になるし、ミランのユニフォームを身にまとっていることも発奮材料になる。勝つことでしか報酬は得られない。リーグ戦でここから最後まで毎試合で勝利を収めていきたい。僕らならできるはずだ」
ミラン主将が考えるナポリ撃破のカギ
セリエA2連覇を目指したものの、1月の成績不振が大きく響き、ルチアーノ・スパレッティ率いる首位ナポリに大差を許し、第30節を終えて5位に沈むミラン。だがヨーロッパの舞台での経験値に勝る名門クラブは、UCL準々決勝でナポリを下して16年ぶりとなる準決勝進出を決めた。ミラン主将がその勝因を語った。
「UCLでナポリを倒して突破できたカギは、間違いなく自己犠牲の精神と利他主義、みんなで一緒に耐え抜くことができた点だろう。難しい時間帯もあったが、僕らは華麗に挑むことができた。準決勝へ勝ち進めたのは、あらゆる細部に気を配ったおかげでもある」
「本当に大変だったが、壁を乗り越えることができてうれしく思っている。いま現在、UCL優勝を夢見るのは当然だろう。僕はUCLの優勝カップを掲げることを夢見てサッカーを始めたのだからね。夢の実現まであと3試合だ。夢見ないなんてバカだよ」
右サイドバックのカラブリアは、ナポリの超新星フヴィチャ・クヴァラツヘリアとマッチアップを振り返りつつ、ジョージア代表の至宝を称えた。
「クヴァラツヘリアとの対決? 興奮したよ。僕は彼のような選手と対戦するのが好きなんだ。クヴァラは、将来、フェノーメノ(怪物)となれることを証明している。これまでのところ、セリエAで最強選手かもしれないね」
(C)Getty images
勝ち点をもたらす別格の守護神
今シーズンは、守護神マイク・メニャンが長期離脱を余儀なくされ、特に1月の低迷期は不安定な守備が課題となった。ミラン主将は、フランス代表GKの2月末の復帰以降、チームへの影響力を実感している。
「メニャンはメンタルおよびテクニックの両面においてフェノーメノと言えるだろう。彼のゴール前での貢献は並外れている。彼の離脱中は、その不在が感じられた。僕らにとって本当に大きな損失だった。彼は現在、披露しているパフォーマンスを通じ、またしてもそのことを証明しているように思う。メニャンは別格の選手だ。GKでありながらも、チームにポイントをもたらしてくれる」
Getty
放送・配信予定
- ミラン vs レッチェ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年4月24日(月)日本時間1:00
- 実況:河村太朗
- 会場:サンシーロ
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