今節は上位勢が軒並み勝ち点3を逃した中、トップとの差を詰め寄ったのは、昨年度J1チャンピオンの横浜FMだ。
土曜日に行われた首位を走るヴィッセル神戸と横浜F・マリノスの”ビックマッチ”は、その名に相応しい白熱した攻防を繰り広げた。
まず先手を取ったのは開幕から勢いに乗る神戸。19分に相手のミスを見逃さなかった汰木康也のゴールで先制すると、28分には、汰木の高速クロスをFW大迫勇也が頭で合わせ、神戸が2点のリードを奪った。
だが、ここから横浜FMが反撃を開始する。33分には、中央を突破してFWアンデルソン・ロペスの3試合連続ゴールで1点を返すと、前半アディショナルタイムにはMF渡辺皓太の神コースを射抜いた鮮やかなゴールで同点。横浜FMが2点差を追いつく激しい展開を繰り広げる。
そして迎えた82分、途中出場から存在感を見せていたヤンマテウスのクロスを合わせたのはアンデルソン・ロペス。リーグ単独トップに立った背番号11のシーズン7得点目が決勝点に。首位相手に2点差を覆す底力を示したJ1王者がビックマッチを制し、3位に浮上した。
この結果を受けて日曜日には、2位の名古屋グランパスに勝てば4年ぶりの首位浮上のチャンスが到来。ホームで湘南ベルマーレとの一戦に臨んだが、2点差のリードを逃げ切れず、ドローで決着。名古屋は、湘南の同点ゴールとなったPKの直前に、試合を決定づける3点目が生まれていただけに悔しさが残る結末となってしまった。
またリーグ5連勝で破竹の勢いがあったサンフレッチェ広島も、前半の2失点が響き、MF森島司のゴールで1点を返すもFC東京に惜敗。こちらも首位浮上とはならず、その勢いを継続することはできなかった。
その他、リーグ戦4連敗と苦しんでいた鹿島が、FW鈴木優磨が1ゴール・1アシストの活躍で第3節・横浜FC戦以来の勝ち点3を手にして、長いトンネルから抜け出した。サガン鳥栖も京都サンガF.C.に先制を許しながらも前半のうちに3ゴールを奪って逆転に成功。終盤に1点差に詰め寄られたが、このリードを逃げ切ってリーグ3試合ぶりの白星を飾っている。
■J1リーグ第9節 結果
広島 1-2 FC東京
神戸 2-3 横浜FM
札幌 2-2 福岡
新潟 0-2 鹿島
京都 2-3 鳥栖
C大阪 1-0 柏
名古屋 2-2 湘南
川崎F 1-1 浦和
G大阪 1-1 横浜FC
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