今節は、FC町田ゼルビアと大分トリニータの上位2チームが勝ち点を取りこぼし、上位陣の変動は起きなかったが、V・ファーレン長崎とヴァンフォーレ甲府が連勝を達成し、昇格初年度の藤枝MYFCもリーグ3連勝でプレーオフ圏内に浮上した。
土曜日に行われたヴァンフォーレ甲府がホームに前節首位に再浮上したFC町田ゼルビアを迎えた一戦は、勢いのある町田が試合を優位に進めていたが、41分に左サイドからの崩しから最後はピーター・ウタカがゴールに流し込んで先制に成功。リードを許した町田は、後半システムを変えて攻勢を強めるが、最後まで甲府の堅い守備をこじ開けられずに今季2敗目を喫した。一方で甲府は今季2度目の連勝で4位に浮上している。
この結果を受けて日曜日には、大分トリニータが首位浮上をかけてホームに水戸ホーリーホックを迎えたが、ビルドアップのミスをペナルティエリア付近で奪われ、MF杉浦文哉にゴールで失点。その後は選手交代やパワープレーで反撃を試みたが、最後まで水戸の堅守を崩せず、今季初の連敗で首位浮上とはならなかった。
またブラウブリッツ秋田をホームに迎えたV・ファーレン長崎は、この日もFWフアンマ・デルガドが2ゴールの活躍を見せ、堅守・秋田から前半だけで4ゴールを奪う快勝。上位対決を制した長崎が今季2度目の3連勝で首位との勝ち点差を「3」に縮めている。
連勝中の藤枝MYFCは、得点ランキングのトップに立つ渡邉りょうのゴールで先制したものの、後半に2分間でベガルタ仙台に逆転を許す展開に。だが、86分にMF久保藤次郎のゴールで追いつくと、試合終了間際には途中出場のFW矢村健が値千金のゴールを決め、劇的な逆転勝利。リーグ3連勝を達成した藤枝がプレーオフ圏内の6位に浮上した。
また開幕から苦戦を強いられてきた清水エスパルスは、大宮アルディージャの敵地でMF乾貴士らのゴールで3発と快勝し、今季初の連勝をマーク。勝ち切れない試合が続いていたジュビロ磐田もMF山田大記の1ゴール・1アシストの活躍もあってツエーゲン金沢を下し、3試合ぶりの勝ち点3を手にしている。
そのほか、リーグ8連敗で苦しんでいたモンテディオ山形が東京ヴェルディを下し、渡邉晋体制での初白星を掴み、ようやく光が差した一方で、最下位に沈む徳島ヴォルティスは、ザスパクサツ群馬とスコアレスドローに終わり、開幕から勝利が遠いジレンマが続いている。
■J2リーグ第11節 結果
熊本 2-2 千葉
大宮 0-3 清水
甲府 1-0 町田
岡山 1-1 山口
長崎 4-2 秋田
東京V 1-2 山形
栃木 1-0 いわき
群馬 0-0 徳島
金沢 1-2 磐田
藤枝 3-2 仙台
大分 0-1 水戸
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