【プレビュー】2位・富山と3位・松本が土曜日に直接対決！首位浮上の長野は、4連勝をかけて福島をホームに迎える ｜ Jリーグ

J3リーグは大混戦だ。2週間前に行われた前節はカターレ富山と松本山雅FCが敗れたことで、リーグ3連勝を達成したAC長野パルセイロが首位に浮上。さらに首位から8位のカマタマーレ讃岐までが勝ち点「3」差にひしめき合う混戦となっている。

その中で迎える4月最後のゲームとなる第8節は、土曜日に7試合、日曜日に3試合が開催される。

土曜日の14時からキックオフを迎える2位・富山と３位・松本の”上位対決”が今節の注目カードだ。

前節のFC今治戦に臨んだ富山は、高橋駿太の2ゴールで前半に2度リードを奪ったものの、今治の10番・マルクス・ヴィニシウスにハットトリックの活躍を許して今季初の逆転負け。また第2節・アスルクラロ沼津戦（1●2）以来の黒星を喫している。前節の前は2試合クリーンシートが続いていたものの、前節は今季4度目の複数失点を喫し、リーグワースト3位タイの「11」失点と守備の立て直しが目下の改善ポイントだろう。

一方の松本も前節は、沼津と激しい撃ち合いの末、2度のビハインドを一時逆転したものの、その後に立て続けに2失点を許して今季初黒星。さらに開幕から複数失点がなかったが、2試合続けて複数失点が続いており、前節は今季ワーストタイの4失点。こちらも安定して勝ち星を掴んでいくためには、守備の立て直しが問われている。

ただお互いに課題を抱える守備面とは対照的に、揃ってリーグトップタイの「14」ゴールを挙げている攻撃陣は好調だ。富山はチーム最多4得点のアルトゥール・シルバが前節を欠場しているものの、吉平翼と高橋が3得点をマークし、様々なところからゴールを奪い切れる力がある。対する松本には、直近2試合で4ゴールとゴールを量産し、得点ランキングの単独トップに立つ小松蓮がいる。開幕から7試合目にして、早くも自己最多のゴール数を更新した山雅のエースが、破竹の勢いを継続できるか。お互いに好調なストライカーの活躍が明暗を分ける一戦になりそうだ。

またリーグ3連勝で初の首位に立った長野は、日曜日の15時より福島ユナイテッドFCとホームで対戦。直近3試合は、クリーンシートを継続し、前節もセットプレーからの1ゴールを逃げ切ってSC相模原を撃破。攻守のバランスが噛み合うこの調子をキープし、昨年8月以来の4連勝で一気に混戦から抜け出していきたい。

対する福島は、開幕から調子がなかなか上がってこない。前節はガイナーレ鳥取を無失点に抑え、勝ち点1を掴んだものの、ここまでリーグワーストの3得点と得点力不足に悩まされている。それだけに前節チャンスを作りながらも仕留め切れなかった三木直土や塩浜遼ら攻撃陣の奮起が首位撃破へのカギを握る。

その他、開幕戦以来無敗をキープする奈良クラブが3連勝をかけて鳥取の敵地に乗り込み、今季初勝利から無敗を続ける愛媛は、前節連敗を脱したFC琉球をホームに迎えることになる。

J3リーグ第8節 対戦カード

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