直前に2位ラツィオがインテルに敗れ、33年ぶりのリーグ優勝決定まで、あと2ポイントに迫った首位ナポリ。日本時間30日、スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナにサレルニターナを迎えると、62分にマティアス・オリベラの先制点で悲願のタイトルまであと一歩に迫ったが、84分にブレイ・ディアの同点弾により、歓喜の瞬間は次節以降へ持ち越しとなった。
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指揮官のルチアーノ・スパレッティが同じカンパーニア州のチームとのダービーを終え、試合を振り返りつつ、心境を語った。
「ファンからは、ものすごい愛が伝わってくる。我々は彼らにとっての夢なんだ。ファンへ捧げるために、あと1ゴール取りたかった。だが、私にとって楽しみが延長されたようなものだ。パーティーは先送りになったが、足りないポイントは最終的に獲得できるはずであり、お祭りの雰囲気が継続されることになったと言えるだろう。ナポリにおいて、スクデットは途方もないものなんだ」
「この最高の観客に喜びをプレゼントすることができず、非常に残念だ。だが、(スクデットが懸かった)ポイントの獲得は、メンタル面でよりタフなものになる。サレルニターナは良いトレーニングをしているうえ、モチベーションも高く、我々にとってさらなる困難となった。失点のシーンはうかつだったと言えるだろう」
「今日のような試合においては、守備陣がエリア内に待ち受けていたとしても、より多くのボールをラインの裏に入れ、泥臭いプレーをする必要がある。後半はそうしたプレーが少し見えたが、数週間前と比較し、狭いスペースでプレーできるようなフレッシュさと冷静さが足りないように感じる」
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最後にスパレッティは、主力メンバーだけでなく、出場機会の少ない控え組のチームへの貢献を称えた。
「私自身もやや満足感はあるが、特に笑顔で常に全力を尽くし、素晴らしい練習への取り組みを見せてくれた選手たちのおかげと言えるだろう。より出場機会の多い選手たちはポジションを守らなければならない状況になり、試合で気を緩めたり、モチベーションが低下したりすることは難しくなっていたからね」
なお、ナポリは日本時間5日3:45に敵地でウディネーゼと対戦予定。引き分け以上の結果なら、優勝が決定する。なお、ラツィオが4日4:00のサッスオーロ戦で勝利を逃した場合も、ナポリのスクデットが確定する。
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