5位ミランは日本時間4日、降格圏の19位クレモネーゼと対戦。2位ラツィオとのビッグマッチや、インテルとのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)準決勝が控える中、メンバーを大幅に入れ替えてホームでの一戦に臨んだが、スコアレスのまま迎えた終盤、5人の交代枠を消化した直後に失点し、後半アディショナルタイムのジュニオール・メッシアスの同点弾で辛くも1-1の引き分けに持ち込んだ。
セリエA6チームによる熾烈な上位争いが続けられる中、アタランタに追い抜かれて6位へと後退したミラン。指揮官のステファノ・ピオリは失望を隠せない。
「これ以上ないほどに落胆している。こんな結果は望んでいなかった。残り試合は少なく、ギアを入れ替えなければ、上位4位以内に到達することが難しくなる。前半は非常に良かった。準備してきたことを実践し、相手の脅威となれた」
「上手くボールを保持して試合をコントロールし、1対1のチャンスも何度か作り出していたが、試合をこじ開けることができなかった。スペースがあったので、もっと縦を狙ってほしかった。後半に入って間延びし、イライラして冷静さを失ってしまい、チームとしてプレーすることをやめてしまった」
「この失望を次戦以降への決意に変えなければならない。こうした試合は決定的であるはずなのに、そこに何らかの間違いがあったように思う。我々はクレモネーゼと戦っているだけではなく、ユヴェントスやインテル、ローマとも戦っているんだ。ポイントを無駄にしてしまい、順位表において自らの足を引っ張ることになった」
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最小の不注意で劣勢に
さらにミラン指揮官は、77分のクレモネーゼの先制点のシーンを振り返り、自身の見解を示した。
「スピードのあるセンターバックが2人いたのに失点してしまった。あらゆる状況において注意を払う必要があるだろう。直近の試合では押されることがあまりなかったが、最小の不注意でリードを奪われ、すべてがより複雑になってしまう。攻守の切り替えにおいて改善していかなければならない。試合をこじ開ける決意が足らず、それから1つの小さなミスで負けのリスクを負うことになる」
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