かつてディエゴ・マラドーナ氏を擁した黄金期に2度のセリエA制覇を果たしたナポリ。だが2000年代に入りセリエBへと主戦場を移すと、2004年には経営破綻によりセリエCへと降格し、困難の時を味わった。
しかし現ナポリ会長のアウレリオ・デ・ラウレンティス氏の下で再生を果たすと、2006年にセリエBへと昇格。翌年にはセリエAへの復帰に成功し、ウディネーゼ戦で初勝利を挙げた。そして経営破綻から19年が経過した今年、新戦力が躍動するルチアーノ・スパレッティのチームは日本時間5日に行われたウディネーゼ戦で1ポイントを獲得し、33年ぶり3度目の悲願のタイトルを手にした。
そんなナポリの復活劇について、『ダゾーン・イタリア』の「Sunday Night Square」のナポリ優勝特番で特集。経営破綻時の2004年に主将を務めていたOBのダリオ・マルコリン氏がデ・ラウレンティス会長のチームの軌跡を振り返った。
「セリエCから19年で優勝へこぎつけたのは、早かったと言えるだろう。(ジェンナーロ)ガットゥーゾら他の指揮官の功績を否定するわけではないが、ナポリにおいて特筆すべきは、2度の昇格を実現させた(エドアルド)レヤと、セリエAで戦うチームとしてふさわしいアイデンティティを吹き込んだ(ワルテル)マッツァーリ、さらにナポリをヨーロッパレベルのチームへと引き上げた(ラファエル)ベニテスだった」
「ナポリは、ベニテスが補強した選手たちでその後も7~8年間にわたって戦った。それから(マウリツィオ)サッリの美しいカルチョでスクデットまであと一歩に迫ると、スパレッティが有終の美を飾り、すべての果実を収穫した。現ナポリ指揮官は、ナポリに勝者のメンタリティと攻撃的なメンタリティを与えたと考える。この5人の指揮官がナポリの歩みにおいて、より大きな爪痕を残したと考えるだろう」
(C)Getty Images
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