7日、各地でJ1、J2、WEリーグが行われた。
6試合が行われたJ1は、上位勢が順当に勝ち星を伸ばし、開幕から苦しんでいた2チームがさらに連勝を伸ばし、上位へ浮上した。
まずはホームにアビスパ福岡を迎えたサンフレッチェ広島は、１点ビハインドで迎えた後半に反撃を開始。50分にピエロス・ソティリウの今季初得点で反撃の狼煙を上げると、72分にはFKからオウンゴールで逆転し、試合終盤の89分には、カウンターから川村拓夢が試合を決定づける3点目を奪い、鮮やかな逆転勝利で勝ち点3を積み重ねている。
ホームに京都サンガF.C.を迎えた横浜F・マリノスも1-1で迎えた後半 、49分にオウンゴールで勝ち越すと、64分にはヤン・マテウス、86分には水沼宏太と後半にゴールを積み重ねて、連勝を手にしている。
首位に立つヴィッセル神戸は、前節初白星をようやく手にした横浜FCと対戦。前半アディショナルタイムに大迫勇也のゴールで先制すると、52分には再び大迫、54分には佐々木大樹と後半早々に試合を決定づけ、首位を堅持している。
一時は連敗に苦しんでいた鹿島アントラーズは、67分に生まれた関川郁万のゴールを逃げ切り、セレッソ大阪の敵地で勝利を飾り、リーグ4連勝を達成。5位まで順位を上げている。また川崎フロンターレも前節今季初の連勝を飾った勢いのままに、脇坂泰斗のゴールを逃げ切ってサガン鳥栖を下し、こちらも連勝を「3」に伸ばし、6位まで順位を持ち直している。
11試合が開催されたJ2。GWの最終日に衝撃的なゴールショーを見せたのは清水エスパルスだ。前半にいわきFCから3得点を奪い、試合を優位に進めると、後半にはさらに6得点を積み重ね、中山克広とチアゴ・サンタナがハットトリックを達成する大勝で連戦を締め括った。清水は秋葉忠宏監督就任後の無敗を「7」まで伸ばし、7位まで浮上している。
首位のFC町田ゼルビアがファジアーノ岡山とドローに終わり、リーグ5連勝中だったV・ファーレン長崎が、東京ヴェルディとの上位対決に敗れた中、激しい撃ち合いを制して勝ち点3を手繰り寄せたのがは大分トリニータだ。
ツエーゲン金沢をホームに迎えた大分は、前半に先制した後に逆転を許したものの、前半終盤に立て続けに2得点を奪い、再び逆転に成功して１点リードで折り返す。たが、後半立ち上がりに再び同点に追いつかれたが、その3分後には中川寛斗の2得点目で再び勝ち越しに成功。このリードを逃げ切った大分が、連勝で連戦を締めくくり、2位に浮上している。
その他、降格圏に沈んでいたモンテディオ山形と徳島ヴォルティスが揃って勝ち点３を手にし、それぞれ残留ラインに浮上。一方で清水に大敗したいわきはリーグ4連敗、徳島との直接対決に敗れた大宮アルディージャは6連敗で降格圏に沈んでいる。
5試合が行われたWEリーグは、首位に立つ三菱重工浦和レッズレディースが日テレ・東京ヴェルディベレーザとの上位対決に臨み、後半に立て続けのゴールで逆転したが、82分に北村菜々美のゴールで追いつかれ、勝ち点1を分け合う結果に終わった。その後を追う２位のINAC神戸レオネッサは、田中美南の2得点の活躍で、前節喫した初黒星を払拭する勝ち点3を手にし、首位との勝ち点差を「4」に縮めている。
■5月7日開催 結果
・J1第12節：
広島 3-1 福岡
横浜FM 4-1 京都
新潟 0-0 柏
C大阪 0-1 鹿島
神戸 3-0 横浜FC
川崎F 1-0 鳥栖
・J2第14節：
熊本 2-0 甲府
秋田 2-1 栃木
山形 3-2 藤枝
群馬 2-1 山口
大宮 1-3 徳島
町田 1-1 岡山
清水 9-1 いわき
長崎 1-2 東京V
大分 4-3 金沢
水戸 1-0 仙台
千葉 0-1 磐田
・WEリーグ第17節：
新潟L 1-0 S広島R
千葉L 1-1 マイ仙台
浦和 2-2 東京NB
N相模原 0-2 I神戸
AC長野 2-1 EL埼玉
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