【プレビュー】国立での初クラシコ。FC東京対川崎フロンターレの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

FC東京 対 川崎フロンターレ の見どころ

金曜日の夜、国立競技場で開催されるのは第41回目を迎える『多摩川クラシコ』だ。ここまでの戦績は、川崎フロンターレの21勝でFC東京の10勝、9個の引き分けである。初めての国立決戦となるライバル対決は、『Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ』として位置づけられており、大きな注目を集めるゲームとなる。

ホームのFC東京は2連敗中と不調に陥っている。前々節・福岡戦戦はシュート2本に抑えられる完敗で、前節・北海道コンサドーレ札幌戦は5失点で大敗と、結果だけでなく内容もよくない。ただでさえ、川崎Fに負けることは許されない中、国立競技場で3連敗を喫することとなれば、今後のチームの行方にも影響を与えかねない。FC東京にとっては内容うんぬんではなくまずは結果が求められる大一番だ。

おそらく展開としては、守備に回る時間が多くなるだろう。早い時間に失点してしまってはゲームは難しくなってしまう。たとえ我慢の展開を強いられたとしても、前線からのプレスとブロックを敷いた守備を上手く使い分けながら、無失点の時間を長くし、自分たちのリズムになるまで待ちたい。ディエゴ・オリヴェイラや仲川輝人、渡邊凌磨といったタレントを前線にそろえているだけに、よい形でボールを奪えればカウンターを打つことは可能。ピッチ上の状況に応じながら、勝つための最善策を探して戦いたい。

リニューアルした国立では過去の3試合戦っているが、FC東京は全勝中。そのすべての試合でゴールを決めているのがアダイウトンだ。15番を背負う重戦車が前を向いて力強く運べるシーンが多いほど、チャンスは増えるだろう。国立男の4戦連発が飛び出せば、勝機は高まる。

アウェイの川崎Fは、ここにきて調子を上げてきている。第9節・浦和レッズ戦以降、4試合負けなし中で第10節・アビスパ福岡戦から3連勝と上向きだ。第11節・京都サンガ戦ではエースの小林悠がゴールネットを揺らし、第12節・サガン鳥栖戦ではホーム初勝利を飾るなど、勝利の中に明るい材料も多く、覇権奪回に向けいよいよエンジンがかかってきた。

よい流れで迎える『多摩川クラシコ』を制することができれば、連勝は『4』に伸び、上位グループの背中が見えてくる。勢いをさらに大きなモノにするためにはこれ以上ないビッグゲームだ。離脱者の多くが戻りつつあり、チーム内競争も激化。選ばれし11人が存分に力を発揮し、ライバルを叩きたい。

近年は川崎Fが7連勝中で9試合負けなし。5年以上に渡って優位に立っている。ただ、過去の結果や相性、ジンクスなどが関係ないのも事実。目の前の相手に集中し、上回れたチームが最高の結果を手にするだろう。5万人以上の大観衆が予想される中、勝利の凱歌をあげるのはどちらのチームだろうか。

J1リーグ第13節 対戦カード

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