前節でミランとの上位対決に敗れて3位へと後退したラツィオ。日本時間13日、残留争い中の16位レッチェをホームに迎えると2-2で引き分け、2戦連続未勝利に終わった。合計獲得ポイントは「65」にとどまり、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場権争いのライバルのインテルやミランが背後から迫る中、指揮官のマウリツィオ・サッリが8枚のイエローカードが飛び交った乱戦を振り返った。
「それほどイライラしているわけではない。93分に同点に追いついたわけで、これが最終的に非常に役に立つ1ポイントになるかもしれない。試合では、良い面もあれば、悪い面もあった。今夜は直近の試合とは異なり、猛烈な反撃を見せることができた点は重要だ。一方、1-1に追いつかれたシーンで不注意だった点や、後半のアプローチは悪かった点と言えるだろう」
「ただ、(チーロ)インモービレと(セルゲイ)ミリンコヴィッチ(サヴィッチ)に復調の兆しが見える点は、重要と言えるだろう。それにしても、われわれに責任は一部あるかもしれないが、何をやっても上手く行かない典型的な時期だ」
「いくつかの状況をコントロールできるだけの抜け目のなさがない点は、以前からこのチームの課題であり、解決策を見つけるのも難しい。現在は、あらゆる代償を払っていると言える。とにかく成績不振のこの時期から抜け出せるようにしなければならない」
一時期は、セリエA最強クラスの守備として賛辞を受けていたラツィオ。だが直近の試合では、失点の多さが目立った。
「現段階は、高いレベルのボール奪取ができるような特徴のない中盤でプレーしている。最終ラインからのビルドアップの際にボールを奪われて失点することは、ラツィオだけでなく、他のチームにも起こり得ることだ。イタリアでは、挙げた得点よりも、ビルドアップの際のミスからの失点の数を数える悪い習慣がある」
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