先週末のラツィオとの上位対決では、2-0と勝利を収めた5位ミラン。だが、そのまま勢いに乗ることはできず、ミッドウィークに行われたインテルとのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)準決勝第1戦においては、決定力のあるラファエウ・レオンを欠き、0-2と落とした。
そんな中、セリエA第35節で残留争い中の18位スペツィアとの敵地での対決へ挑むミランの指揮官ステファノ・ピオリは、クラブ公式メディア『Milan TV』のインタビューで意気込みを語った。
「明日の試合は、リーグ戦の行方やインテルとの第2戦の準備において重みのある一戦となるだろう。冷静さと決意が必要とされる。リーグ戦は終盤を迎え、明日は非常に、非常に重要だ。もちろん頭の中にUCLのこともある。だが、UCLへ向けて良い準備をするためにも、明日の試合で良いプレーが求められるはずだ」
「スペツィアの歩みには、やや不思議な部分もある。直近の試合を注意深く見てみたが、プレーを見るともっと良い結果がふさわしかったように思う。初めて降格圏に後退しただけに、相手にとってもデリケートな一戦になるはずだ。スペツィアは非常に注意深く、大きな決意をもって、具体的なプレーを目指してくるはずだが、われわれもそのように臨むべきだ」
続いてミラン指揮官は、残るリーグ戦4試合へ目を向けると、来シーズンのUCL出場権獲得に意欲を見せた。
「あらゆる状況を慎重に検討しているが、チームの状態は良い。フィジカルコンディションは別として、終盤の試合は、冷静さと決意をもってプレーしていかなければならない。これから、われわれのシーズンにおいて決定的な4日間を迎える」
「ダービーでのパフォーマンスと結果にはまったく満足していないが、いまはリーグ戦に集中しなければならない。上位4位以内に入るためには、残る4試合で勝利を収めなければならない」
さらにピオリは、今シーズンのセリエAで12ゴールを挙げ、ミランの得点源となっているレオンがスペツィア戦においても欠場することを明かしつつ、現地時間14日には合流できる見込みであることを示唆した。
「レオンはスペツィア戦に出場しない。だが日曜日にチームに合流し、インテルとの第2戦で起用できる可能性は十分にある。(ラデ)クルニッチや(ジュニオール)メッシアスについても同様だ。ただ、(ズラタン)イブラヒモヴィッチと(アレッサンドロ)フロレンツィはまだ離脱が続く。ここが正念場だ」
(C)Getty Images
放送・配信予定
- スペツィア vs ミラン
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年5月14日(日)日本時間1:00
- 実況:北川義隆
- 会場:スタディオ・アルベルト・ピッコ
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