名古屋グランパス 対 サンフレッチェ広島 の見どころ
3位で並んでいる名古屋と広島による直接対決は、上位戦線に生き残る上でも互いに譲れない一戦となる。
前節、『Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ』として国立競技場での鹿島アントラーズ戦に臨んだ名古屋は、CKから先制点を許すと、その後は鹿島の硬い守備を崩せず、試合終盤に再び追加点を許して勝負あり。第3節以来となる今季2敗目を喫し、勝ち点を伸ばすことができなかった。
一方の広島は前節、首位に立つヴィッセル神戸との直接対決に臨んだが、カウンターから2失点を許して6ポイントゲームを落とし、首位と勝ち点で並ぶ絶好のチャンスを逃してしまった。名古屋よりも1試合消化試合が少ないため、今後の状況次第で勝ち点差を詰めていけるチャンスはあるものの、前節の結果を受けて勝ち点「23」で並んでいる両者と首位との勝ち点差は「6」へと拡大しているのもまた事実。お互いに前節の敗戦を払拭する意味でも結果が問われる一戦になる。
開幕から硬い守備と鋭いカウンターで安定した戦いぶりを続けてきた名古屋だが、直近5試合は1勝3分1敗と勝ち切れない試合が続いている。一時期は首位浮上というチャンスがあったものの、この間にジリジリと首位との差は広がり、ここから勝ち点差を詰めていくためにも勝負強さを示していかなければいけない。
前節はスコアレスドローで終わった第7節以来の無得点。それだけに攻撃陣には奮起が期待される。特に最近のゲームでは、DF陣や中盤の選手のゴールが目立っており、チームを活気付かせていくためにもFWキャスパー・ユンカーやFW永井謙佑ら前線の選手にゴールという結果が欲しいところだ。そのためには前線からプレッシャーを仕掛け、高い位置でのボールを奪う機会を増やし、鋭いカウンターを見せられるか。決めるべき人が得点を決めるためには、カウンターの脅威をより際立たせることがポイントになる。
一方で広島は、ここまで選手交代やプラン変更など、90分間をうまくデザインしながら着実に勝ち点を積み重ねてきたチームだ。ここまで5ゴールをマークし、4月の月間MVPにも輝いたFWドウグラス・ヴィエイラは、ここまで全てが途中出場。そういった途中選手が流れを変えられるのが広島の強みでもある。
ただスコアレスドローに終わった開幕戦以降は、チームとしてコンスタントに得点を奪えてきたが、前節はチャンスを作りながらも、最終的には神戸の硬い守備を崩すことができなかった。名手・ランゲラックを要する名古屋も堅守を強みとするチームだ。攻撃陣にはその牙城を崩す攻撃でのクオリティーが求められる中、中学時代に名古屋の下部組織に属していた古巣対決を迎えるMF森島司が注目の存在となる。
J1リーグ第14節 対戦カード
| 日時 | 対戦カード | スタジアム | 配信・放送予定 |
|---|---|---|---|
| 5月19日（金） 19:30 | 北海道コンサドーレ札幌 vs 京都サンガF.C. | 札幌ド | DAZN |
| 5月20日（土） 13:00 | アビスパ福岡 vs 浦和レッズ | ベススタ | DAZN 九州朝日放送 |
| 5月20日（土） 15:00 | 鹿島アントラーズ vs FC東京 | カシマ | DAZN |
| 5月20日（土） 15:00 | 湘南ベルマーレ vs セレッソ大阪 | レモンS | DAZN |
| 5月20日（土） 15:00 | 名古屋グランパス vs サンフレッチェ広島 | 豊田ス | DAZN |
| 5月20日（土） 16:00 | 柏レイソル vs ヴィッセル神戸 | 三協F柏 | DAZN |
| 5月20日（土） 16:00 | 横浜FC vs 川崎フロンターレ | ニッパツ | DAZN |
| 5月20日（土） 17:00 | サガン鳥栖 vs アルビレックス新潟 | 駅スタ | DAZN |
| 5月20日（土） 19:00 | ガンバ大阪 vs 横浜F・マリノス | パナスタ | DAZN NHK BS1 |
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